ミニバンも顔負けの広さで人気急上昇!背の高いコンパクトカーの時代がやってきた(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
街中で運転のしやすいコンパクトなボディに広い室内とスライドドアで実用性は抜群
いよいよコンパクトカーの巻き返しが始まった。この数年間は軽自動車の販売比率が急拡大。新車として売られるクルマの35~40%を占めるが、コンパクトカーも黙ってはいられない。ハイブリッドの設定など、品揃えを充実させてきた。
2012年7月にはポルテがフルモデルチェンジを受け、姉妹車のスペイドも加えて大々的に売り出している。スズキは2012年6月に、ソリオの新しいシリーズとしてバンディットを加えた。
この3車種に共通するのは、全高が1700mm前後に達する背の高いコンパクトカーで、スライドドアを装着すること。空間効率と使い勝手をミニバン並みに高めている。
しかもコンパクトカーとあって、価格は背の高い2リッタークラスのミニバンよりも60~70万円は安い。「広くて快適な室内は欲しいが、3列目のシートまでは必要ない」と考えるユーザーにピッタリ。アイドリングストップなども用意して燃費も優れているから、堅調に売れることは間違いないだろう。
そこで今回は、ポルテ/スペイド/ソリオバンディットの3車種を比較したい。
通常の「3車比較」と異なるのは、ポルテとスペイドが姉妹車になること。ポルテは従来どおりトヨタ店とトヨペット店が扱うが、新たにスペイドも加えてカローラ店とネッツ店でも販売するようになった。
この2車種は姉妹車だから、外観と内装の一部が異なる点を除けば、基本的に同じクルマだ。装備、グレード名、価格も変わらない。
そこでポルテは1.3リッターエンジンを積んだ1.3X、スペイドは1.5リッターの1.5Gとグレードを分けて比較する。ベストチョイスはどのクルマになるのか!?
この記事にコメントする