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3台比較 2012/5/4 00:00

販売ランキングの上位を占める買い得なハイブリッド3台の運転感覚と使い勝手を徹底比較(2/4)

販売ランキングの上位を占める買い得なハイブリッド3台の運転感覚と使い勝手を徹底比較

JC08モード燃費が35.4km/Lの優れた環境性能を発揮して5ナンバーサイズのボディも扱いやすい

トヨタ アクアトヨタ アクア

ハイブリッド車の原点回帰。アクアは初代プリウスの志を受け継ぐ車種に思える。

理由はコンパクトで軽量な5ナンバーサイズのボディにより、世界一と表現できる優れた燃費性能を達成したからだ。今やプリウスは3ナンバー車になったが、初代モデルは運転のしやすい5ナンバー車であった。

アクアは燃費性能が抜群。売れ筋のSや上級のGでも、JC08モードが35.4km/L、10・15モードは37km/Lになる。「燃費スペシャル」的な最廉価のLは、JC08モード燃費は同数値ながら、10・15モードは40km/Lに達する。

優れた燃費性能の背景には、徹底的な軽量化がある。車両重量はLが1050kg、SやGも1080kgだ。フィットハイブリッドと比べて50~80kgは軽い。モーターなどハイブリッド特有の機能を持ちながら、車両重量はノーマルエンジンを搭載したコンパクトカーと同等に収まる。

ハイブリッドシステムは1.5リッターエンジンがベースで、モーター駆動と合算したシステム最高出力は100馬力。軽いボディと相まって、動力性能にも余裕がある。

外観はスポーティな印象。空気抵抗を軽減するねらいもあり、全高は1445mmに抑えた。インサイトを20mm上まわる程度。今の日本車としては背が低く、寝かされたフロントウインドーと相まって外観をカッコ良く仕上げた。

サイドウインドーの下端を後ろに向けて持ち上げたデザインは、斜め後方の視界を少なからず悪化させたが、この外観が人気の要因になっていることも確かだろう。

トヨタ アクアトヨタ アクアトヨタ アクアトヨタ アクアトヨタ アクア

フィットをベースにシンプルなハイブリッドを搭載し低価格と低燃費、さらに優れた使い勝手も実現させた

ホンダ フィット ハイブリッドホンダ フィット ハイブリッド

コンパクトカーの人気車種、フィットをベースにしたハイブリッド車。燃料タンクをフロントシートの下に搭載するので、車内後方の空間効率が高い。ハイブリッド用のニッケル水素電池は荷室の床下に搭載されるが、それでもなお十分な積載空間が確保される。

リアシートは床面へ落とし込むように畳めるから、2名乗車時には、車内の後部がボックス状の広い荷室になる。リアシートの座面を持ち上げて、背の高い荷物を積むことも可能だ。

ハイブリッドシステムは、1.3リッターエンジンに薄型のブラシレスモーターを組み合わせたタイプ。アクアやプリウスのハイブリッドシステムと違って発電機は備わらず、発電は減速時に駆動用のモーターが行うだけだ。

従って発電しながらモーターを駆動することはできないが、機能がシンプルだから価格は安く抑えられた。標準仕様であれば、クルーズコントロールやエアコンのフルオート機能を備えた上で、価格は159万円に収まる。

そこで1.3リッターのノーマルエンジンを積んだグレードに対する「ハイブリッドシステムの価格換算額」を割り出すと、エコドライブの支援機能を含めて約20万円。ハイブリッド化を低価格で実現させている。

外観は基本的にフィットと同じ。ただし、フロントグリルやテールランプはクリアブルーに変更され、ホイールキャップも専用のデザイン。ノーマルエンジン搭載車との見分けは付きやすい。

大量に販売されるフィットがベースで、価格も安いから、最も馴染みやすいハイブリッド車といえるだろう。

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優れた燃費を達成した上で動力性能も十分に確保され長距離移動も快適なハイブリッド車に仕上げた

トヨタ プリウストヨタ プリウス

登場後3年を経ながら絶好調に売れている人気車とあって、さまざまな機能が高いレベルでバランスされている。

まずはハイブリッドシステムだが、1.8リッターエンジンをベースに、モーター、発電機、ニッケル水素バッテリー、制御機能などによって構成される。

燃費性能は、売れ筋のSや上級のGで見ると、JC08モードが30.4km/L、10・15モードは35.5km/Lになる。フィットよりも優れた数値を達成し、アクアと比較しても86~90%の燃費性能を確保した。

この点を踏まえると、「性能対燃費」のバランスは優秀。エンジン、モーターともにアクアよりも強力で、動力性能は2.2~2.4リッターのノーマルエンジン並みだ。高速道路や峠道の登坂路でも力不足を感じない。

ボディサイズにも余裕を持たせた。全長は4480mm、全幅は1745mmだから、アクアやフィットハイブリッドに比べるとふたまわりは大きい。ホイールベースも2700mmに達するので、居住性にもゆとりがある。

外観は、2代目の先代型をさらに発展させたデザイン。フロントウインドーとリアゲートを大きく寝かせた5ドアハッチバックボディは、今ではプリウスの、というよりもハイブリッド車の定番スタイルになった。

価格にも注目したい。売れ筋のSは232万円、試乗した上級のGも252万円に収まる。ヴォクシー&ノアなど、日本で人気の高い2リッターエンジンを積んだ背の高いミニバンと同程度だ。

優れた燃費と実用性を備えながら、価格を日本車の売れ筋ゾーンに収めたことも、高い人気の秘訣だろう。

トヨタ プリウストヨタ プリウストヨタ プリウストヨタ プリウストヨタ プリウス

デザイン・スペックの総評

ここで取り上げた3車種は、ハイブリッド車としての低燃費を達成しながら、それぞれに違った持ち味がある。

アクアは燃費性能を追求しながら、1.5リッターエンジンと高出力のモーターにより、動力性能にも余裕を与えた。走りの良さも兼ね備える低燃費車だ。

ライバル車のフィットハイブリッドは、燃費性能ではアクアに負けるが、価格を安く抑えた。ベース車と同様、荷室も使いやすく、高い実用性と低価格が持ち味。ハイブリッド車である以前に、フィットの特徴を強く打ち出す。

そしてプリウスは、ボディが大きく、1.8リッターエンジンの搭載によって動力性能も十分。ミドルサイズハイブリッド車の代表に位置付けられる。

アクアほど低燃費ではなく、フィットハイブリッドほど実用指向でもないが、サイズと動力性能にゆとりがあるから居住性、運転感覚ともに上質だ。ほかの2車は市街地向けのコンパクトハイブリッド車だが、プリウスであれば長距離ドライブにも十分に対応できる。ファーストカーとしての条件を満たしたハイブリッド車で、売れ筋の価格帯は230~250万円前後だから、買い得感が強い。

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