販売ランキングの上位を占める買い得なハイブリッド3台の運転感覚と使い勝手を徹底比較(1/4)

環境&燃費性能が重視される今の時代にピッタリなハイブリッドの売れ筋トップ3車が集まった

今の時代はクルマに限らず「エコ」がキーワード。二酸化炭素の排出量を抑え、資源を節約する「エコロジー」も大切だが、消費者からすると「エコノミー」の魅力が大きいだろう。経済の先行きが不透明で、ガソリン価格は頻繁に高騰する。燃料消費量の少ない車種を購入し、出費を抑えたいと考えるのは当然だろう。

その結果、モーター駆動の併用で、燃料の消費量を効果的に節約できるハイブリッド車が人気を集めている。

ダントツの売れ行きを誇るのはトヨタプリウス。初代モデルの投入は1997年だから、今年で生誕15周年を迎える。今やハイブリッド車の代名詞になった。

現行型は2009年5月に登場した3代目。ボディは3ナンバーサイズに拡大され、居住性や積載性が向上した。ハイブリッドシステムは1.8リッターエンジンがベースになり、動力性能も十分に確保される。価格は機能に対して割安な設定。その結果、ファミリー層を中心に幅広いユーザーに好評で、常に国内販売の首位に立つ。

この大人気のプリウスを猛烈な勢いで追い上げるのが、同じトヨタから2011年12月に発売されたアクア。1.5リッターエンジンを搭載したコンパクトなハイブリッド車だから、優れた燃費性能を達成しながら価格は安い。買う時も購入後も出費を抑えられる。

そしてアクアのライバル車に相当するフィットハイブリッドも、高い人気を得ている。標準仕様の価格は、実用装備を充実させて159万円と安い。ハイブリッド車では最廉価になる。ベース車がフィットとあって空間効率が優れ、荷室も広く使いやすい。

以上のように今回の3台比較は、新型のアクアを軸に話題のハイブリッド車を取り上げる。ニーズに応じて、自分にピッタリのハイブリッド車を選んでいただきたい。