気鋭のジャーナリスト×2がマニアックな視点から全く新しくなった【Ford Explorer】の魅力を探る!(3/4)

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気鋭のジャーナリスト×2がマニアックな視点から全く新しくなった【Ford Explorer】の魅力を探る!
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森 慶太氏が見つけちゃった『クロウトのツボ』

クルマが出来る限りのコト、ペダルだって電動で最適ポジション

エクスプローラーの偉い所ってさ、「クルマで出来る事は出来る限りやりますよ」って姿勢。なにせ多民族国家のアメリカだけに、色んな体型の人がいるワケですよ。

で、俗にいうポジションの話なんだけど、今までのシートリクライニングや前後ステアリングのチルトはあったけど、ペダルの前後まで電動で動かせる。何もソコまで…って最初は思ったけどさ、意外にペダルの距離って重要なんだよね。ちゃんとブレーキ踏めるか? とかさ。短足が多いアジア圏まで考えてるんだろうなって。こういった部分にまで電動ってのが気が利いてるんだろうね。

インテリアもオシャレですよ。ボディと同じく水平基調なの。なんか新しいけど、嫌味がない。ホメ過ぎも良くないけど、ケチをつける箇所が少なくて困るよ。

トレッドだけで3ナンバー! 全幅はいよいよ2mに

新型エクスプローラー最大の魅力でもある「タテヨコ比」の異様さ。

つまり異常に横方向へワイドになってる。なんてったって、トレッド(左右のタイヤ間の幅)だけで1700mmオーバー(フロント1710mm/リア1720mm)だからね。トレッドだけでも3ナンバーだぜってね。お陰で、全幅2m、実際はミラーも含めると2m20cmくらいになるかな? 日本の道路でも困るほどではないんだけど、駐車場では確実に持て余す大きさだな。

ただ、大型SUVの場合、どうしても重心が高くなるし、重量も重いワケ(エクスプローラーは2130〜2170kg)。だったら、足を広げる、スタンスを広く取るほうが安定性はいいよね。

でも、デカイ。渋谷の有料駐車場では、確実に枠よりはみ出してたね。とりあえず、慣れてるユーザーなら心配ないけど、初めての輸入車ですってユーザーは、ビビっちゃうかもしれない幅だね。

どう使うか悩むが、でもその広さが気持ちいいインテリア

写真を見て、その異様さが分かるだろうか?通常、肘がかけられるはずが…届かない。肘を入れてやっと手でサイドウインドー部分に掴まれるぐらい。

つまり、インテリアも横方向に異様にワイドなのだ。

最初はとまどうが、この広さがなぜか気持ちがいい。大人って、一緒に乗っていても干渉されたくない時だってあるでしょ。そんな時に最高な広さだね。同乗しているけど、パーソナルスペースには入らない、大人の距離感って感じ。まぁデートでは厳しいかもしれないけどね。

ただし、日本の道路事情では、少し苦労しそうだ。パーキングの駐車券自動発券機など、手足の短い昭和生まれの男達は、ちょっと大変。でも不思議に嫌じゃないんだよな、この広さ。慣れると、間違いなく快適に感じる。ワイドテレビといい、横方向の広さって贅沢なんだよ。走らせると、フットワークがいいので、大きさを忘れて振り回せる。サイズという自制心を忘れないようにしないとね。

川端由美氏が見つけちゃった『クロウトのツボ』

3列目シートの電動化で、ミニバンではない選択になる

エクスプローラーは3列目シートが電動で、ラゲッジのアレンジがしやすいんです。女性の場合って、シートアレンジってあまりしない傾向にあるんですけど、これならサクサクできるので、使いやすいでしょうね。

そこで考えられるのが「ミニバンではない多人数乗車できるクルマ」という選択肢。いかにもってスタイルの多いミニバンとは違って、少人数で乗ってもカッコイイし、必要ならサードシートを活用できるのがポイント。特にアメリカでは「サッカーマムのクルマ」ってイメージが強いミニバンを、嫌がる風潮があるんですね。そういった意味からも、新しい選択肢になり得るクルマです。

電動も、3列目を左右独立して動かせるんですが、最終的に起こした時のヘッドレストは手動で引き起こすっていうのもミソですけど。まぁ後方視界の確保も考えてのコトだと思いますけどね。

後部座席用に用意される110vのAC電源が便利

セカンドシート用に、センターコンソール後方には今までのシガーソケットではなく、使い慣れた110vのAC電源が標準で装備されています。何て事はないかもしれませんが、これが移動中の充電などでかなり重宝します。

特にPCやスマホってバッテリーが持たない事が多いんです。そんな時にもAC電源ってあると嬉しい装備ですよね。こういった具合に細かい所にまで、配慮されているのが新型エクスプローラーの魅力でもあります。大柄なのに気が利いているんですね。

あと、前席のセンターコンソールに配置される「My Ford touch」と呼ばれるコントロールパネルも、結構最新技術が詰まっているんですよ。あのMicroSoftとの共同開発で、いずれはクラウドサービスとも連携して、様々な情報の入手も可能になる予定です。まぁ日本の多くのユーザーはナビのほうが嬉しいんでしょうけど。

なぜか3列目シートのサイドテーブルが異常に立派

今までは、たまにしか使われていない「日陰者」的存在だった3列目シートですが、新型エクスプローラーはちゃんとした居住空間と、立派なサイドテーブルを確保。通常の飲み物を置けるだけでなく、スナック菓子なども置けるぐらいの広さがあります。

これは大きいタイヤハウス部分を有効活用しただけなんですけど、本当にミニバンに取って代わる使いやすさがあります。 もちろん「居住空間が広い=ボディも大きい=運転に気をつかう」という当たり前の公式がありますが、サイズ感は慣れるしかないですね。

それでも広い道ならば、広いトレッド、スムーズでパワフルなV6エンジンのお陰もあって、想像以上に運転しやすいですよ。これもフレームからモノコックに代わった影響でしょうけど、ホントに乗用車感覚で乗れますね。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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