フォード 新型 エクスプローラー 試乗レポート/九島辰也(2/4)
- 筆者:
- カメラマン:フォード・ジャパン・リミテッド
アイポイントは乗用車感覚、しかも軽快な走りは5mボディを感じさせない!
そんなエクスプローラーがまた大きく進化した。今度はこれまでのラダーフレームをやめモノコックとなった。しかも、パッケージングはエンジンを横置きするFF方式。路面状況で前後のトルク配分は変わるが、通常走行はFWDを基本とする。
その理由はものすごく単純で、アメリカでのSUVユーザー調査で90%以上がシティユースと判明したから。どうやら悪路の走破性より乗り心地や日常の使い勝手の方が優先されるようである。
ということで、仕上がった新型エクスプローラーとサンディエゴでご対面した。すると見た目の印象はこれまでのワイルドな路線よりクロスオーバー風に見える。リアエンドなどはまるでミニバン?と錯覚したほどだ。
実際、ステアリングを握ってもそれを感じた。着座位置が低くなった為か、アイポイントが乗用車的でSUVを運転している気にならない。それにボディ全体の剛性がよくなったことで遮音性が高まり、高級車の中にいるような気分になる。
風切り音、ロードノイズはこれまでより格段に減ったといっていいだろう。ハンドリングも軽快で5mを超えるサイズを感じないほどキビキビ走る。
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