フォード フィエスタ試乗レポート／藤島知子 ～走りにこだわる欧州で人気のフィエスタを再インプレッション～(2/4)
- 筆者： 藤島 知子
- カメラマン：和田清志
洗練かつプレミアムな雰囲気が漂うインテリア
インテリアに目を向けると、ダッシュボード周りのディテールはシンプルながら洗練された雰囲気に仕立てられている。
エアコンとオーディオの操作パネルには艶やかなピアノブラックをあしらい、ブラック基調でまとめられたインテリアは夜間にはスイッチ周りを照らすブルーのイルミネーションが先進感をもたらし、壁面をさり気なく灯すアンビエントライトがムーディーな空間を演出してくれる。
乗り降りの際はドアの足下付近を照らしてくれたりと、シンプルながらプレミアムな雰囲気が漂う。
ドライバーの手に馴染む本革仕立てのハンドルはクルーズコントロールやハンズフリーの携帯電話の発着信操作、オーディオのコントロールスイッチが標準装備。
運転席は腰を落とした瞬間から身体の収まりの良さが感じられるファブリックシートで、肩甲骨付近や腰回りをしっかり預けられるもの。ハンドルを大きく切り増した時にドライバーの上体がシートから離れにくく、正確な運転操作がしやすい。
気になる後席の居住性については、身体周りの広さは程々のスペースといったレベルではあるものの、身を寄せ合って出掛ける感覚が何だか楽しい。
シートは適度なたわみとともに乗員の体重をソフトに受け止める構造になっていて、居心地の良さが感じられた。
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通称「藤トモ」。スーパー耐久のレースクイーンを経験後、軽自動車レースに参戦したことがきっかけで様々なレースに参戦。レースで培った技術と女性ならではの視点が魅力の女性モータージャーナリスト。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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