フォード クーガ 新車発表会速報
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
フォード・ジャパンは23日、新型SUV“KUGA”(クーガ)を、新たにライナップに加えると発表した。
KUGAは、加速する自動車市場ダウンサイジング化の一端を担うコンパクトSUV市場に参入する形で導入されたモデルで、ライバルとなるのはズバリ、フォルクスワーゲンの「ティグアン」だ。
その証拠に、クーガのボディサイズは全長4,443×全高1,842×全幅1,710mmと、わずかではあるが同社のエスケープよりも若干小さく、フォルクスワーゲンのティグアンとはほぼ同等サイズ。つまり、気軽に操れる手頃なサイズ、という点が特徴の一つとなっている。
※フォード エスケープ:全長4,480×全高1,845×全幅1,730mm
※フォルクスワーゲン ティグアン:全長4,460×全高1,810×全幅1,690mm
エンジンは2.5リッターのターボエンジン(200ps/32.6kg-m)を搭載し、5速ATで駆るといったスタンスだ。駆動は4WD。前輪懸架はマクファーソン、後輪懸架は独立懸架式マルチリンクを採用する。
シティでもアウトドアでも、場面に適した運動性はお墨付きだ。またKUGAにはもうひとつ注目点がある。それはデザインである。
キネティックデザインと呼ばれる大胆な表現手法は、彫りの深いプレスラインと、緊張感を持たせたソリッドが特徴で、さらに台形を随所に用いた点にも注目いただきたい。コンパクトながら、結局はダイナミックに見せる表現手法は、確かにフォードならではの得意技だ。
販売は今秋の予定。価格、燃費などはまだ明らかにされていないが、昨今、フォードの環境技術への取り組みはハイブリッドをはじめ、注目を集めており、今後の新たなSUV戦略にも、この技術をどのように応用してくるかは、世界中の自動車メーカーも注目するところだ。
フォード・ジャパン新社長のティム・タッカー氏は「現在フォードは技術、デザインの両面を急ピッチで開発している。いずれの世界展開を視野に入れているがまだ詳細は言えない」とし、さらなる期待が膨らむ。フォードの新型SUV“KUGA”。あなどれない存在になりそうだ。
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