フォード 新型 フォーカス(3代目・2013年モデル) 試乗レポート/飯田裕子(2/3)

  • 筆者: 飯田 裕子
  • カメラマン:オートックワン編集部
フォード 新型 フォーカス(3代目・2013年モデル) 試乗レポート/飯田裕子
フォード 新型 フォーカス「Sport」(2013年モデル)[ボディカラー:パンサー ブラック] フォード フォーカス「Sport」[ボディカラー:パンサー ブラック] フォード フォーカス「Sport」[ボディカラー:マスタード オリーブ] フォード フォーカス「Sport」[ボディカラー:マスタード オリーブ] フォード フォーカス「Sport」[ボディカラー:マスタード オリーブ] フォード フォーカス「Sport」[ボディカラー:マスタード オリーブ] フォード フォーカス「Sport」[ボディカラー:マスタード オリーブ] フォード フォーカス「Sport」[ボディカラー:マスタード オリーブ] エクステリア・フロント正面 フォード フォーカス「Sport」[ボディカラー:マスタード オリーブ] エクステリア フォード フォーカス「Sport」[ボディカラー:マスタード オリーブ] エクステリア フォード フォーカス「Sport」[ボディカラー:マスタード オリーブ] エクステリア・サイドビュー 画像ギャラリーはこちら

例え止まっていても「走り」の勢いが感じられるデザイン

フォード フォーカス「Sport」[ボディカラー:マスタード オリーブ]フォード フォーカス「Sport」[ボディカラー:マスタード オリーブ]

新型フォード フォーカスのボディサイズ、全長4370㎜×全幅1810㎜×全高1480㎜は、例えばフォルクスワーゲンの「ゴルフ6」(現行型)より全長が15センチ長く、トヨタのハイブリッドカー「プリウス」より10センチほど短いけど、その他はほぼ同等。そして、フォードの『キネティック(動的な) デザイン』思想の下に、例に挙げた2台よりも圧倒的にアピアランスの強いデザインを与えています。

大きく開いたグリルとサイドに回り込むヘッドライト、そして表情筋も豊かなフロントマスクは、静止状態でも動的と言うよりも勢いがあり、お尻でそれをドッシリと受け止めている。それでいてサイドにはゆったりとした印象を持ち、そこが大人っぽいバランスを絶妙に兼ね備えていると言えるのではないでしょうか。

秘密兵器の名は『アクティブ・グリル・シャッター』!

フォード フォーカス「Sport」[ボディカラー:マスタード オリーブ]

ちなみに大きなフロントグリルの中には、すごい秘密兵器が隠されていました。その名も『アクティブ・グリル・シャッター』

ちょっとドラえもん風に言いたくなるコレは、空気抵抗にこだわったボディデザインに加えられた装置。16段階で開閉角度の変わるブラインドのようなものがグリルの中に収まっていて、エンジン冷却の必要度に応じ最適な開閉を制御するのだとか。冷却があまり必要なければ、今度はシャッターを閉めることで空力が向上します。つまり空気の抵抗が少なくなって、燃費にも効くということ。

またエンジン始動時はシャッターを閉じることで、暖気時間を短縮することも可能。燃費に加えて、排ガス低減にも貢献する秘密兵器と言えそう。ただし、運転中にこのシャッターの開閉を感じる作動音や挙動はなく、人知れず行われている模様。

ブルーのメーター針がとってもオシャレ

フォード フォーカス「Sport」 メーター周り

フォーカスのインテリアはブラックで統一され、クールなスタイリッシュさと期待を裏切らない質感を保っています。一方でブルー系のイルミネーションは夜のドライブをシットリと、時にはスポーティに演出してくれそう。また“水色”と表現したくなるメーターの針の色もやけに印象的で、他にはないユニークさとお洒落なこだわりが感じられます。

加えてフォーカスでは、マイクロソフト社と共同開発されたプラットフォーム「Windows Embedded Automotive」を使用する『SYNC』と呼ばれるコミュニケーションシステムを採用。ステアリング上のスイッチで音楽再生やハンズフリー通話(Bluetooth対応)などが行えるフォード独自のシステムも、新世代のフォードモデルらしい装備と言えそうです。

フォード フォーカス「Sport」 SYNC+SONY製9スピーカー・プレミアムサウンドシステムフォード フォーカス「Sport」 荷室(後席前倒時)フォード フォーカス「Sport」[オプション装着車] リアシートフォード フォーカス「Sport」[オプション装着車] フロントシート(ハーフレザーシート)フォード フォーカス「Sport」[オプション装着車] インテリア

またスペースについては、身長161センチの私のドライビングポジションを保ち、そのまま自ら後席に座ってみると、膝回りにも天井にも十分なスペースが得られます。ただ、長身の方が後席に座ると天井やサイド上部にちょっと圧迫感を抱くかな、と編集部の長身T氏(身長180cm)は印象を述べていました。ここは外観のカッコいいデザインとの兼ね合いの部分かも。とはいえ、仮に彼が前後席にしっかり乗るだけの十分なスペースは確保されていたので誤解なきよう。気になる方はぜひショールームで実車もチェックしてみてください。

ラゲッジは特別広くはないものの、実用+αのスペースがきちんと確保されていました。

[次ページへ続く]

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飯田 裕子
筆者飯田 裕子

OL時代に始めたレース活動をきっかけに、クルマへの興味/関心を深め、フリーの自動車ジャーナリストに転身。自動車雑誌への執筆や自動車系TV番組出演などから、活動の場を広げ、現在では女性誌および一般誌、新聞、Web、ラジオ番組でのパーソナリティ、TV、トークショーと活躍の場は幅広い。ドライビングインストラクターとしてのキャリアも長く、自動車メーカーをはじめ、一般企業、保険会社、警視庁などが主催するスクールでの指導にも定評あり。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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