フォード 新型フォーカス 試乗レポート/松田秀士(2/2)

フォード 新型フォーカス 試乗レポート/松田秀士
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エコ性能や安全装備など、様々な方向で進化を遂げている新型フォーカス

【フォード 新型フォーカス 海外試乗レポート/松田秀士】

まず注目なのは、0.287というクラス最高のCD値を達成していること。

これは、アクティブグリルシャッターと呼ばれるラジエーター前に設置されたシャッターを高速で閉じることによりドラッグを低減するシステム。シャッターを閉めることで、クルマの上方を流れる空気がスムーズになるようデザインされている。

ドラッグの小さい低速域ではしっかりと開けて冷やすのだが、高速域ではこのシャッターを閉じても十分に冷えるのだという。

実際、ハイスピードで高速道路を走っていても確かに空気抵抗感が小さく、燃費もかなり改善されているだろう。

【フォード 新型フォーカス 海外試乗レポート/松田秀士】
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その燃費に係わるエンジンだが、12.0という高圧縮比で直噴式が採用されている。

吸排気可変バルブコントロールを備えた新開発2リッター4気筒直噴エンジンは、旧型に対して約20%の性能アップ。これにデュアルクラッチの6速ATがドッキングされる。アイドリングストップ機能も含め、エコ性能はかなり期待できるだろう。

また、15km/h以下なら自動的にブレーキをかけて追突しないアクティブ・シティー・ストップや、左右の死角に居るクルマの存在をサイドミラーに埋め込んだライトで知らせるBLISなど、安全装備の進化も著しい。

クラストップの居住性に加えて、スポーツ性も高い

まず、走り出して直ぐにクラスを超えた静粛性に驚かされた。

旧型から継承される二重ドアシールなどは空力も含めた効果を狙っているものの、静粛性にも一役買っている。旧型もかなり静かだったが新型はさらにレベルが上がり、後席でも良い印象だ。また、ミシュランによって専用開発されたタイヤも騒音、乗り心地、エコに大きく貢献しているのだろう。

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乗り心地ではハーシュが小さいことが特徴だ。これはどの席に座っていても感じたことだが、特に後席での居住性はクラストップと言っても過言ではない。実際、クラスを超えた快適さを感じた。

さて、今回試乗会場であるタイのクラビは、前述したように路面はそれほど良くないが道路そのものは良く整備されている。

山間部のワインディングは路面がうねりながらのアップダウンコーナーが続く。締まりのあるサスペンションではあるが良く動いてタイヤが路面を離さない。

さらにLSD効果を狙ったトルクベクタリング機能で、こんな路面でも狙ったラインに乗せることができるほどスポーツ性も高い。高速ではクルマが路面に吸いついたようにしっかりと直進するのだ。

日本で販売されるのは5ドアハッチバックにこの2.0L直噴エンジン+デュアルクラッチ6速ATのワンモデルのみ。

世界販売クラストップを走るVWゴルフをも脅かす理由が、この試乗会でしっかりと確認できた。

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松田 秀士
筆者松田 秀士

1954年高知県生まれ。僧侶の資格を持ち、サラリーマン、芸能人の付き人を経て、28歳でレースデビュー。92年には、デイトナ24時間&ル・マン24時間レースに出場。94年、インディ500マイルレースに日本人2人目のドライバーとして初参戦。2年目の95年には完走を果たし、翌年、当時日本人最高位完走という成績を残した。同じ頃から東京中日スポーツ新聞等で自動車評論活動を開始。現在も執筆活動の傍ら、レーシングドライバーとしても活躍中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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