家族のためなら・・・この手があった!/7人乗りSUV フォード 新型 エクスプローラー XLT「EcoBoost」試乗レポート(2/3)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:和田清志
現行モデルから大きく舵を切ったエクスプローラー
現行のエクスプローラーは2011年にフルモデルチェンジして、初代から連綿と続いてきたコンセプトから大きく変わった。
それまでのエクスプローラーがピックアップトラック「Fシリーズ」の流れを受け継ぐラダーフレーム構造を持つヘビーデューティなSUVであったのに対して、現行のエクスプローラーはそれを止め、新たにフレームを持たない「ユニボディ」構造を採用した。ユニボディとはモノコックボディのフォード流の呼び名だ。
その狙いは軽量化による動力性能と燃費性能の向上、併せて静粛性や乗り心地の向上、ノイズの軽減などにある。
つまり、トラックベースのSUVから乗用車志向のSUVへ本質的に生まれ変わったのが現行エクスプローラーなのだ。
厳しいオフロード走行や牽引走行のためのヘビーデューティSUVの需要はアメリカではしっかりと残っていて、そのためにフォードは先代エクスプローラーよりもひと回り大きなラダーフレーム構造の「エクスペディション」を残している。
[新型エクスプローラーが提示する新たな世界観とは・・・次ページへ続く]
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