フィアット アバルトプントエボ 海外試乗レポート(1/2)

  • 筆者: 西川 淳
  • カメラマン:フィアット グループ オートモービルズ ジャパン
フィアット アバルトプントエボ 海外試乗レポート
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プントエボのアバルトモデルは装備も性能も充実!

3年前に復活を果たしたアバルト。

今ではクルマ好きの若者ご用達ブランドとして、フィアットグループのスポーツカーブランド部門(マセラティ、アルファロメオ)の裾野を担うまでに成長した(アバルトはアルファロメオなどと対等の企業内独立ブランド)。

ブランド復活と同時にリリースされたのが、「フィアット グランデプント」ベースの「グランデプントアバルト」だった。このたびベース車両がマイナーチェンジを受け、その名も「プントエボ」に進化したことに伴って、アバルトモデルも“エボ”に発展。

その中身はさらに充実、性能もいろんな意味でステップアップを果たしている。

アバルト プントエボ

エクステリアでは個人的には前期型の、どこかアストンマーティンやマセラティにも通ずる“おすまし系”フェイスが好きだったが、最近の欧州コンパクトカーはみんな派手に化粧されている(例えば同クラスのルノールーテシア)。

ここで、フィアットも一歩引くワケにはいかなかったのだろう。ベースモデルが随分と派手になった分、アバルトはベースモデルよりもさらに目立たなければならないわけで、かなりえぐい顔立ちに。

新型を見てから前期を眺めると“そんなにフツウだったの?”と思ってしまうほどだ。

各種エアロパーツは全て新調されており、顔立ちだけでなく、サイドビューもオーバーフェンダーやスカートがボディ同色となって、イメチェンに大きく寄与している。

特に迫力が増したのはリアビューだ。前期の後ろ姿は、まるでスムージングモデルのようにスッキリとしていたが、新型にはアンダーディフューザーまで付いて“もうこれ以上弄れません”と後付けエアロ屋が嘆くくらいの状態になっている。

F1などのモータースポーツイメージと関連したイメージがあって、現代のヨーロッパにおけるクルマ好きな若者の趣向が分かって面白い。タイヤやブレーキなどのサイズは以前と同じだ。

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西川 淳
筆者西川 淳

別名ボンジョルノ西川が示すとおり、大のイタリア好き。乗り手をワクワクさせる、刺激に満ちたクルマが好きなので、自然にイタリア車に接することが多い。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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