竹岡圭のドライブvol.36 春を感じるたびで大人のドライブ(2/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
と、そんなことを語っていたら・・・
目的地の笠間市に到着。都内から高速道路を使えば2時間以内で行けて、今年から来年にかけては北関東自動車道・笠間ICが開通するなど、ドライブにはピッタリの注目スポットなんです。
今回訪れたのは笠間芸術の森公園。ここはアートに関するいろいろなものがあって、陶芸美術館や陶の杜という道やベンチもすべて陶芸品で出来ていたり、屋外型美術施設のようなものまで揃っているんです。
約250年前の江戸時代から始まったという笠間焼。その昔、陶芸に適した土が取れたものの技術がなかったために、滋賀の信楽焼の陶工を招いてから始まったんだとか。
現在の笠間焼は、土を限定することがないので、新しいモノも自由に取り入れられ、個性を思いっきり生かせるのが特徴だとか。自分のやりたいことが自由に表現できる!と、現在笠間周辺には200~250名の作家さんがいらっしゃるそうです。1年間は県費で修行ができるなんていうステキなシステムもあるので、若手のアーティストも後を絶たないらしいですよ~。
大きな花瓶が作りたい
では、公園内にある笠間工芸の丘でロクロ体験にチャレンジ! インストラクターの方の丁寧なレクチャーを受けた後、いざロクロの前へ。速度をコントロールするペダルワークだけはバッチリ!2.5kgの粘土(足りなかったら有料でもっともらうことも可能)に手を伸ばします。
う~んキモチイイッ!ヒンヤリした粘土の感触って、たまらない癒し効果があるみたいで、なんだかそれだけで心がフンワリと暖かくなるから不思議です。
まずは親指を使って粘土に穴を開けていきます。 その後先ほど習ったキツネの手で…って、力のコントロールがメチャクチャ難しいじゃないですかっ!でもなんとか皆さんのご協力により、まずは1作品目のお茶碗が完成!
私のような超初心者のクセに、いきなり大型作品を作りたいとか言い出す無謀な人ってやっぱりいるそうで…。
もちろんインストラクターの方にしっかりお手伝いしてもらいながら、なんとかイメージに近い金魚鉢のような2作品目の花瓶が完成!
なんでも笠間焼は焼くと15%くらい縮むらしいんですよね。そこで、残った粘土で蓋を作ってみました。もしも予想より小さくなっちゃったらお菓子入れにしよう! →だったら蓋が欲しいナ~という算段ってワケです。
3作品目は、ハート型お茶碗を作成。上に掛ける釉薬を選び、思い残すことなく作品を完成させた私は大満足。
この後、手元に届く約2ヶ月の間に、底をキレイに削ってもらい、釉薬を掛けて焼いていただくなど、まだまだ工程はあるんですよね。
焼き方も酸化焼成、還元焼成などいろいろあって、それによって電気窯、ガス窯、灯油窯、薪窯、と窯もそれぞれ。
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