竹岡圭のドライブvol.10 日の出を拝みに、犬吠崎の旅!(2/6)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
ロールが大きくなりがちな背の高いクルマに最適
さて、場所が決まったら、お次はクルマですよね。カップルでしっとり初日の出を拝みに行くというのもいいですが、オートバイテルノリで行きますと、やっぱり仲間でワイワイ初日の出を拝みに行くのがお似合い!というワケで(本当は、本人が一緒に初日の出を見に行ってくれるようなステキな彼氏が、今のところ見つからないからという、ヒガミからきているといったウワサもアリ…by編集部一同)、ミニバンに決定。
ミニバンとなると、選択肢はかなり広~いんですけど「新車もいいけれど、タイヤの履き替え時期がきたような、発売から時間の経ったクルマに、新しいタイヤをつけたらどうなるかっていうのをやって欲しい」という、読者の方からの声があるというのを聞いて、それならばと、マイナーチェンジ前のステップワゴンを引っ張り出してみることにしました。確かに新しいクルマですぐタイヤを履きかえるっていうシチュエーションも少ないでしょうから、コレは実用的な案かもしれませんね。
ところが、出てきたステップワゴンはナント9万キロを超えた(しかも4WD)、かなり頑張っちゃったクルマだったりして…(いったいどこで探してきたんだぁ~)。そこに、DNA map-RVという、ミニバン用タイヤを履いてお出かけすることとなりました。 この、通称map-RVは、ECOタイヤDNAシリーズのミニバン・ワンボックス専用タイヤ。大きな特徴のひとつとして挙げられるのが、セダンに比べて背が高い=クルマの重心も高いというミニバンに合わせて、片ベリを抑制する非対称パターンというのを採用していることがあるんですね。
これは何かと言いますと、ミニバンって重心高が高いために、どうしてもロールが大きくなってしまうんです。つまり、コーナリングの時なんかに、タイヤの外側への負荷が大きくなってしまうんですよ。そうすると、タイヤの外側ショルダー部分ばっかり減りがちになる。つまりタイヤの外側の片減りが起きやすくなってしまうんですね。 ただでさえ車重の重たいミニバンですから、片減りしてしまうと、タイヤの性能がガクンと落ちてしまうのは言うまでもないこと。なので、この外側ショルダーの片減りを抑制するために、タイヤの内側&外側それぞれの機能を重視した非対称パターンを採用しているという、考えられたタイヤなんです。
ちなみに、今回のステップワゴンは、9万キロもほぼノーメンテナンスで走っているために、ショックアブソーバーなんかもかなり抜けている様子。となると、当然クルマの姿勢変化が大きくなりますから、この非対称パターンの威力がググッと効いてくるといったワケなんですね。
さらには、DNAシリーズですから、もう言うまでもなく、省燃費やロングライフといった環境性能、そしてしっかりした安定感と上質な乗り心地、静粛性能などなども高い。オマケにウェット性能の向上も図られています。とはいっても、ハレオンナの私のこと、この企画でもドシャブリの経験はまだなくて、今回も見事に晴れ渡っておりました(って、今回は晴れてないと初日の出企画にならないから、ハレオンナ冥利に尽きるってところですけど)。
この記事にコメントする