【速攻試乗】ダイハツ ウェイク 試乗レポート/渡辺陽一郎(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
ウェイクとタント、どこが大きく違うのか
ウェイクとタントでは、デザインと背の高さ以外に何が違うのか。開発者に尋ねると「ウェイクは遊びのベースになるクルマ」だと言う。荷室は汚れを落としやすい仕上げで自転車などを積みやすく、高い天井には棚なども装着できる。車内をベッドのようにアレンジするディーラーオプションのジョイントクッションも用意した。
この発想は、全高は違うものの「スズキ ハスラー」に似ている。もちろん真似をしたのではない。軽自動車の場合、同じような時期に似通ったクルマが発売されることは多いのだ。
例えばダイハツ2代目タントと「スズキ パレット」は、両方ともスライドドアを備えた軽乗用車の先駆けだった(2代目タントのスライドドアは左側のみ)。そして2代目タントは2007年末、パレットは2008年初頭に相次いで登場している。当時、タントの開発者は「同じ国内市場を見据えていると、考えることも似てくる」と言っていた。ウェイクとタントの関係は、ハスラーと「ワゴンR」に似ているように思う。
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