“ワーゲンバス”を彷彿とさせるカラーリングが可愛い!「ダイハツ ムーヴキャンバス」【徹底解説】(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:ダイハツ工業株式会社
次々に新型車を投入するダイハツの次の一手は「女性向け」
薄利多売の商品である“軽自動車”は、同じエンジンやプラットフォームを使って様々な車種を開発する必要がある。
特に「ダイハツ」は軽自動車が主力のメーカー。今はトヨタの完全子会社となってトヨタ車の開発や受託生産を幅広く手掛けるが、国内では軽自動車の販売比率が99%と殆どを占め、スズキの83%を大幅に上まわる。
また、ダイハツは他メーカーに比べて国内の販売比率も高い。日本の自動車メーカーの大半は8割以上を海外で販売し、2割以下の日本はいわば“オマケの市場”といったところだが、ダイハツの日本での販売は実に6割を超える。
ダイハツにとって日本はとても重要な市場であり、そのために新型車を定期的に発売してきた。直近では、2014年末に「ウェイク」、2015年9月に「キャスト」、2016年4月に「ブーン」を投入している。
サイズや仕様はタントとムーヴのちょうど中間に位置する
そして2016年9月、ダイハツの軽自動車ラインナップに「ムーヴキャンバス」が新たに加わった。
ムーヴキャンバスは、同社の「ムーヴ」と「タント」の中間に位置する車種だ。後席のドアはスライド式でタントに似ているが、全高は1,655mmとタントよりも約100mmも低い。が、ムーヴに比べると25mm高い。今の軽自動車で、全高が1,700mm以下にも関わらずスライドドアを備えるのはムーヴキャンバスのみ。
軽自動車なので全長は3,395mm、全幅は1,475mmと規格枠ぎりぎりの寸法となっている。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2,455mmとタントやムーヴと等しく、今の軽自動車では平均的な数値になる。
外観は丸みのあるヘッドランプが特徴で、リアゲートには若干の傾斜を設けた。背の高い軽自動車でありながら、アルトラパンに似た柔和な雰囲気を感じる。
外装色では2トーンカラーを用意。一般的にはルーフの色彩を中心に変えるが、ムーヴキャンバスではルーフ/ボンネット/フロントマスクまで同色になる。
往年のフォルクスワーゲンタイプII(初代ビートル/タイプIをベースにした商用車)を連想させる色分けで、愛敬のあるフロントマスクに良く似合う。
後席には前述のようにスライドドアを装着。タントの場合、左側は中央のピラー(柱)をドアに内蔵して開口幅を1,490mmまで広げたが、ムーヴキャンバスは一般的な形状だ。
スライドドアの開口幅は595mmだからタントの右側と同じ数値。N-BOXの640mmには達しないが、スペーシアの580mmよりは広い。
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