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NEXTALK 2012/2/10 20:48

THE NEXTALK ~次の世界へ~ ダイハツ工業 エグゼクティブチーフエンジニア上田 亨 インタビュー(4/5)

関連: ダイハツ ミライース Text: 御堀 直嗣 Photo: 佐藤康彦
THE NEXTALK ~次の世界へ~ ダイハツ工業 エグゼクティブチーフエンジニア上田 亨 インタビュー

自動車メーカーとして光る星になる

ミライースの登場を受け、スズキからアルトエコというJC08モードでミライースを1リッターあたり0.2km上回る燃費性能の軽自動車が現れた。また、ホンダからは、ダイハツの主力商品であるタントの競合となるN-BOXが誕生した。軽自動車業界は、いま熱気を帯びている。

THE NEXTALK ダイハツ工業 エグゼクティブチーフエンジニア 上田亨 インタビューTHE NEXTALK ダイハツ工業 エグゼクティブチーフエンジニア 上田亨 インタビュー

【上田亨】軽自動車は、元々、日本特有の大八車(だいはちぐるま)に代わる身近なクルマとして発祥した点があります。とくに地方では、電車・バスといった公共交通が整備されていませんから、足代わりの移動の道具として生活を支えてきました。そういう存在は、今後も日本に必要だと思います。

そのためには、軽自動車の存在意義をさらに確立していかなければならず、燃費も価格もさらに進化させなければなりません。その足掛かりが、ミライースです。ですから、まだやらなければならない技術や要素はあると考えています。

メーカーごとに、軽自動車に対する切り口は違うでしょうが、軽自動車業界として互いに切磋琢磨できるのは嬉しいことです。2009年の東京モーターショーで、イースのコンセプトカーを発表し、そこから他社も燃費向上や新たな軽自動車づくりに挑戦し、ここに登場させてきたのですから、流石と言うべきでしょう。ダイハツとしても、イースは第一歩目ですから、さらに二歩~三歩と、進化の水準を高めていかなければなりません。

そういうダイハツは、一面、トヨタグループの一員でもある。そしてトヨタでも、ダイハツの軽自動車をOEM(Original Equipment Manufacturer/相手先ブランド名製造)供給によって2011年9月から販売し始めた。トヨタグループの中で、ダイハツはどう生き抜いていこうとしているのか?

THE NEXTALK ダイハツ工業 エグゼクティブチーフエンジニア 上田亨 インタビュー

【上田亨】ほかと同じことをやっていても、光る星にはなれません。そこで、軽自動車開発を通してできる技術、燃費、先進技術、低価格などの面で、光るものを持たねばならないと思っています。そうした軽自動車開発からの技術を身に着けて、コンパクトカーの分野で存在価値を持てる会社になるべきです。

その活動の一つが、ミライースの開発でした。従来は普通車や高級車などで開発された技術を横展開し、量産して安く作るという流れだったと思いますが、軽自動車を発とした第3のエコカーのように、他と違う切り口からの物づくりの発信源となれるよう、ダイハツの存在価値を世の中へ見出していきたいですね。

そこをトヨタも評価し、これまで足を踏み入れてこなかった軽自動車販売に、舵を切るきっかけとなったのではないか。

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