ダイハツ ミラココア 試乗レポート/竹岡圭(2/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:小平寛/撮影協力:東京ドイツ村
可愛らしさと遊び心を上手くマッチさせたインテリア
このかわいさはインテリアにも続く。
わかりやすく表現すると、日産マーチとスズキアルトラパンに共通する空気感を持っている。決して真似たわけではなく、上手くミラココアテイストにまとめ上げられている。これはこれでアリで、エクステリアと上手くマッチさせていると言える。
特にユーティリティは、限られたスペースの中で最大限の工夫がなされている。私が「いいなっ」と思ったのは、ブレッドケースをイメージしたというインパネボックス。インテリアに上手くマッチしているのと同時に使いやすさもバッチリ。プラス、遊び心があるのがグッド!なのだ。
続いてソフトタイプのトノカバーもユニークな発想の一品。トノボードのような硬いものではなく、わかりやすく言うと厚みのあるビニール製布地のような素材。取り外しは、トノカバーの片側を後席ヘッドレストの足に、反対側をラゲッジ開口部ギリギリのところにカチャッと嵌めて使うタイプになっているので、背の高いモノを積みたいときや、後席を畳んで使いたいときに邪魔にならない。
スペースの限られた軽自動車の場合、硬いトノボードだと外した際に置き場所に困ってしまうものだが、これなら丸めて置いても良いし、面倒ならばペロンと垂らしたままでもいい。
見た目には高級感があるという種類のモノではないけれど、実生活を考えた場合には返って使いやすいのではないかと思う。できればトノカバーの裏地まで可愛く演出されていれば、もう文句ナシ!
そんな風に可愛らしいだけでなく、機能性も兼ね備えているデザインに非常に好感が持てる。
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