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デザイナーズルーム 2014/7/25 12:26

【DESIGNER’S ROOM】ダイハツ 新型「コペン」デザイナーインタビュー/ダイハツ工業株式会社 デザイン部 チーフデザイナー 和田 広文(5/5)

関連: ダイハツ コペン Text: 森口 将之 Photo: オートックワン編集部・ダイハツ工業
【DESIGNER’S ROOM】ダイハツ 新型「コペン」デザイナーインタビュー/ダイハツ工業株式会社 デザイン部 チーフデザイナー 和田 広文

くらしの真ん中で、クルマを考える。

ダイハツ 新型 コペン デザイン案「D-X」キースケッチ

AO:ところで和田さんがデザインを進めていくうえで、イマジネーションが膨らむ瞬間はどんな時、どんな場所でしょうか。

W:特定の時間や場所というのはないんですが、デザインをする上で、くらしの真ん中でクルマを考えることは心掛けています。だから通勤には電車を使っています。いろいろな人を見ることができて、何をしているか、どんな服を着ているかが分かるからです。カフェやファストフード店などにもなるべく立ち寄るようにして、ヒューマンウォッチングを心掛けています。

【DESIGNER’S ROOM】ダイハツ 新型「コペン」デザイナーインタビュー/ダイハツ工業株式会社 デザイン部 チーフデザイナー 和田 広文(インタビュアー:森口将之)

AO:これからカーデザイナーを目指す若い人にアドバイスをお願いします。

W:若い人に言いたいのは、今の夢をあきらめずに生き続けてほしいということです。自分もこのように小学校の頃から、クルマのデザインを考えるのが好きで、自由帳にガーッと描いたりしていました。それを実現できたというわけです。現在の仕事に行き着くまでには、偶然が重なっています。父が絵描きだったことも、そのひとつかもしれません。そういった偶然を逃さず自分のものにすることも大切ですが、その原動力になるのはやはり、クルマが好きだという子供の頃の気持ちを消されないよう、強い思いを持って人生を歩んでいくことではないかと思うのです。

小学生のころ夢見た未来の自分、未来のクルマ

【DESIGNER’S ROOM】ダイハツ 新型「コペン」デザイナーインタビュー/ダイハツ工業株式会社 デザイン部 チーフデザイナー 和田 広文(インタビュアー:森口将之)【DESIGNER’S ROOM】ダイハツ 新型「コペン」デザイナーインタビュー/ダイハツ工業株式会社 デザイン部 チーフデザイナー 和田 広文(インタビュアー:森口将之)

最後の質問で、和田さんが鞄の中から取り出した紙には、小学生の頃の彼が描いたスポーツカーの絵があった。新型コペンのデザインは、ここからスタートしていたのだ。何度もストップしたプロジェクトを動かして市販化にこぎつけ、樹脂ボディを生かした大胆な造形を盛り込み、スタイリングに合わせて2種類のドアを用意するなど、新型に込められた思いの数々は、幼い頃に育まれたスポーツカーへの憧れからきているのだろう。

ダイハツ コペンは走りもいい。乗り心地とハンドリングのバランスは、軽自動車を含めた国産コンパクトカーの枠を超えたレベルにある。でもそういうドライな評価だけでは語り尽くせない、人間臭いストーリーが、このクルマにはいくつも込められている。デザインもそのひとつだった。こういうストーリーが、コペンをより魅力的なスポーツカーに感じさせてくれるのである。

[レポート:森口将之]

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筆者: 森口 将之

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