じんわりと「フランス文化の味」がするクルマ/シトロエン 新型 C4 試乗レポート(2/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:小林岳夫
待望の1.2ターボ+多段AT搭載で、誰にも薦められる1台に
前置きが長くなった。マイナーチェンジされたシトロエン C4は、待望の6速ATを搭載。エンジンも高効率な直列3気筒「PureTech(ピュアテック)」1.2リッターガソリン直噴ターボになったこともあり、もはやライバルと負けない快適性&実用燃費を稼げるようになっている。
早速試乗してみたら、なるほど普通。今までのストレスを感じさせるような走りじゃなくなりました。これなら誰にでも推奨出来ます。
絶対的な動力性能だって良くなり、シトロエン本来の「フランス文化の味」が出てきたように思う。慣らし運転不足のためかシトロエンらしからぬ「普通の乗り心地」だったけれど、これで猫のようなフワフラな乗り味感(乗ったことないですけど)になれば素敵でございます。
上等な座り心地のシートはいかにも「フランス」
そうそう。シートはシトロエンの伝統にのっとり、大柄で座り心地上等。決して良いといえないフランスの道路舗装で快適な居住性を確保するため発達したのだけれど、やっぱり良い。
徐々に個性が薄くなってきたと言われるシトロエンながら、ジックリ乗ると日本車と全く異なる個性を持ってて楽しいです。
[レポート:国沢光宏/Photo:小林岳夫]
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新型 シトロエン C4「Seduction Upgrade Package」(セダクション・アップグレード・パッケージ) 主要諸元
ボディサイズ(全長x全幅x全高):4330x1790x1490mm/ホイールベース:2610mm/車両重量:1330kg/ボディタイプ:5ドアハッチバック/ハンドル位置:右/乗車定員:5名/エンジン種類:ターボチャージャー付直列3気筒 ガソリン直噴エンジン/総排気量:1199cc/最高出力:130ps(96kW)/5500rpm/最大トルク:23.5kg-m(230N・m)/1750rpm/トランスミッション:6速オートマチックトランスミッション/燃料消費率:16.3km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:225/45R17/メーカー希望小売価格:2,960,000円[消費税込み]
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