シトロエン クサラピカソ 新型車徹底解説
- 筆者:
- カメラマン:原田淳
フランス車らしいモノスペースセダン
クサラ ピカソは、「シトロエン クサラ」と共通のプラットフォームを使用し、5人用のフルサイズシートと、同セグメント最大級の2,128リットルのトランク容量を持つ”モノスペースセダン”。欧州ではすでにデビューから4年をむかえ、85万台以上を販売している。
クサラ ピカソのスタイリングは、極めて個性的だ。シトロエンブランドの特徴ともいえる曲線に包まれたふくよかなボディライン。ボンネットからウインドスクリーンにかけての連続したラインのサイドビューと、ハッチバック同様の傾斜したウインドウ形状を持つリアビューは、自由な発想とともに、フランス車らしい落ち着きやエレガントさを感じさせる。 インテリアも同様に独創性溢れる仕上がり。ピープルキャリア独特の高い乗車位置と、ルーフ全体がガラスで覆われた「スカイルーフ」の標準設定により、採光性に優れた心地良い空間を演出。 大きな面積を持つフロントガラス、丸みを帯びたルーフラインと相まって、前席・後席ともに開放的で広々とした印象を与える。
インテリアも同様に独創性溢れる仕上がり。ピープルキャリア独特の高い乗車位置と、ルーフ全体がガラスで覆われた「スカイルーフ」の標準設定により、採光性に優れた心地良い空間を演出。 大きな面積を持つフロントガラス、丸みを帯びたルーフラインと相まって、前席・後席ともに開放的で広々とした印象を与える。
メータークラスターパネルは、すべての乗員が見えるようダッシュボードの上部センターに配置され、オンボードコンピューターが各種情報を表示する。 またシフトレバー、オーディオ、エアコンなどはダッシュボードに組み込まれ、ドライバーの操作を容易にするレイアウトとなっている。
ラゲッジルームは、トノカバーから下のスペースだけで550リットルの容量を誇り、リア3座席ともにそれぞれ14cmスライド可能、必要に応じてラゲッジスペースを拡張することができる。さらにリアシートバックは可倒式で、シート全体を90度前方に起こしてフルフォールディングの状態にすることができ、ビルトインされたハンドルによってシート本体を取り外すことも可能。
リアシートすべてを取り外した際のラゲッジスペースは、2,128リットルで、本格的な荷室に様変わりする。ラゲッジルーム右側に設置された「モジュボックス」は、取り外し可能で、キャリア付きのバスケットとして18kgまでの荷物をカンタンに持ち運びできるというユニークな装備だ。その他にも15リットルの容量のグローブボックス、ドライバーズシートの下に設置されるシートアンダートレイ、財布などの取り出しに便利なセンターロアポケット、リア床下に設けられた収納スペースなど、新世代のファミリーカーらしい、便利で機能的な収納スペースが用意される。
パワートレインは、トルクフルな2リッター DOHCエンジンと、シーケンシャルモード付オートアダプティブATとの組み合わせにより、スムーズな加速感と力強く快活な走行性を実現する。
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