ポップデザイン路線を突っ走る超個性派SUV“シトロエン C5エアクロス”登場!【上海ショー2017】
- 筆者: 鈴木 ケンイチ
- カメラマン:鈴木ケンイチ プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社
シトロエンは、2017年4月19日に開幕した上海モーターショーにて新型SUV“C5エアクロス”を発表した。
シトロエン C5エアクロスは名称からもお分かりの通り、C5というアッパーミドルサイズのモデル。今春のジュネーブモーターショーに発表された“Cエアクロス コンセプト”と非常によく似たテイストのデザインが最大の特徴となっている。すでに大ヒットしている“C4カクタス”の発展形と言ってもいいだろう。
C5エアクロスのデザインは突然生まれた訳ではなく、2年前となる2015年の上海モーターショーで発表されたコンセプトカー“エアクロス”そのものでもある。
また、2017年秋のパリモーターショーで発表された、あっと驚くクロスオーバー風となった新型C3も同様のテイストを持ち合わせている。つまり近年のシトロエンは、すっかりC4カクタス風のポップなデザインのSUV路線を突っ走っているのだ。
新型モデルであるC5エアクロスは、2017年10月から中国の販売が始まる。そして、欧州での発売は2018年末から。つまり、C5エアクロスは、コンセプトも市販モデルも上海モーターショーがデビューとなった。中国市場を強く意識したモデルというわけだ。
ちなみに日本へのアナウンスはなにもない。C4カクタスの導入にも非常に時間がかかっている状況を考えると、C5エアクロスの日本上陸は相応の時間を覚悟しなければならないかもしれない。
ドイツ車とも日本車とも異なる、独自の個性を誇るシトロエン。
その個性の強さゆえに、日本ではマニアックな、つまり少数派のクルマと見られる。しかし、中国では意外にもシトロエン・ブランドはメジャーだ。シトロエンから分離独立したDSは、ある意味、中国市場を強く意識したブランドでもある。
シトロエンと中国の相思相愛の状況が生み出した超個性派SUV。それがC5エアクロスであったのだ。
[TEXT:鈴木ケンイチ/PHOTO:鈴木ケンイチ プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社]
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