ケーターハム スーパー7 ロードスポーツ200 試乗レポート/マリオ二等兵 編(2/2)
- 筆者: マリオ 二等兵
- カメラマン:小宮 岩男
ありえないほど凄まじい非日常感!
撮影中の待ち時間に腕立て伏せやストレッチを行うなど、密かに格闘スタンバイを整えて挑みました。
しかし、実際に転がしてみると、スーパーセブンはまるでチャリンコのように呆気なく扱えるではありませんかー!
人間に優しいサーボ機能は皆無ながら、わずか580kgという軽量ボディのおかげでステアリングもブレーキも全然重たくありません!
クラッチにいたっては、「MT車に乗るのは20年ぶりやねん」という取材スタッフ関係者の方も、いともアッサリと普通に転がしてしまえるほど扱いやすかったのであります。
それでいて、ありえないほど低い着座位置や、クルマの挙動のすべてがダイレクトに感じられるソリッドな乗り味により、ゆっくり走っていても非日常感は凄まじく強烈に得られます!
185/60R14という細くて扁平率の高いタイヤを履いているので、乗り心地も存外に安楽系。日下部センセイによると、「この程度のタイヤだからこそ、普通の人でも気持ち良く走れるんだよね。限界は低いけど挙動はマイルドだから危なくない。」とのこと。
誕生してから何十年経ってもスポーツカーとして色褪せないのは、軽さと適切なディメンションによるところが大きいのであります。
帰路は自分が編集部まで乗らせていただきました。
80km/h以上出しても呼吸ができることを期待して、「屋根なしドア付き」状態にて東名高速を巡航。
すると、呼吸はラクショーどころか助手席の編集長様と普通に会話ができるほど文化的な環境が得られました。追い越し車線のペースになると、前輪の接地感が減っていくので、緊張感が高まりますが、走行車線のペースならば問題はほぼ皆無。
助手席の編集長様がウトウトモードに陥られたほど、普通にクルージングが楽しめたのでありました!
この取材の直後に乗った編集部のミニバンは、まるで超豪華なリムジンのよう。
エアコンが効くクルマって、こんなにも贅沢だったのかぁぁぁ~!と感動しました。
スーパーセブンは、月イチぐらいで乗ることができれば最高のクルマだと思ったのであります!
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