キャデラック 新型スポーツセダン「ATS」[2013年モデル]試乗レポート/岡本幸一郎(2/3)

  • 筆者: 岡本 幸一郎
  • カメラマン:佐藤正勝[ATS Premium]/茂呂幸正[ATS Luxury]
キャデラック 新型スポーツセダン「ATS」[2013年モデル]試乗レポート/岡本幸一郎
「キャデラック ATS Premium(プレミアム)」 「キャデラック ATS プレミアム」 「キャデラック ATS プレミアム」 「キャデラック ATS プレミアム」 「キャデラック ATS プレミアム」 「キャデラック ATS プレミアム」 「キャデラック ATS プレミアム」 「キャデラック ATS プレミアム」 「キャデラック ATS プレミアム」 「キャデラック ATS プレミアム」 「キャデラック ATS プレミアム」 画像ギャラリーはこちら

「なるほど」と感じさせた安全装備の数々を体験

「キャデラック ATS プレミアム」 「オートマチック ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」「キャデラック ATS プレミアム」 「オートマチック ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」

上級グレード「キャデラック ATS プレミアム」に標準装備される各安全デバイスの効果を、クローズドコースでそれぞれ体験した。

「オートマチック ブレーキ」は、前進だけでなく後退にも対応しているのが、まず特徴。

さらに、最大Gは公表されていないが、かなりガツンと利いて、作動後もドライバーが自分の意思で解除するまで電子制御パーキングブレーキが保持される。

何秒か経過すると自動的に解除されるものが多いのだが、キャデラックでは、この種のブレーキが作動するのはよほどの事情であることを考慮して、このように設定したという。

 「アダプティブ クルーズ コントロール」 &「オートマチック コリジョン プレパレーション(衝突事前対応ブレーキ)」

「アダプティブ クルーズ コントロール」は、低速~中速で試したところ、車間距離をつめる設定にしておけば、適宜エンジン出力を高めて距離をつめてくれるので、あまりストレスを感じることもない。渋滞路をノロノロのようなシチュエーションでも、やはり重宝する機能であることを再確認した。

「キャデラック ATS プレミアム」「レーン デパーチャー ウォーニング(LDW:車線逸脱警告機能)」

「レーン デパーチャー ウォーニング」は、文字通り車線逸脱警告。

これについては、試しても警告が出ないことが多かったのだが、それをダメだと思うのは早合点。同様の装備の付いているクルマに乗ったことのある人はわかると思うが、警告が出すぎて鬱陶しい思いをしたという人も少なくないはず。ATSでは本当に危なそうなときに作動するので、「わざと」のときには警告が出にくいのだ。

「キャデラック ATS プレミアム」 「リア クロストラフィック アラート」

「リア クロストラフィック アラート」は、駐車場に頭から止めて、後退した際に、そこを横切る車両の接近を検知すると、警告で注意を促す。実際このようなシチュエーションは多々あると思うが、どうしても死角になりやすい部分であり、同機能が役に立つのは確実だ。

「サイド ブラインドゾーン アラート」

さらに、「サイド ブラインドゾーン アラート」は、車線が複数ある道路で、となりの車線を走る後続車の存在を知らせ、ドアミラーの死角を補ってくれる。

 「アダプティブ クルーズ コントロール」 &「オートマチック コリジョン プレパレーション(衝突事前対応ブレーキ)」「キャデラック ATS プレミアム」 センタークラスター

また、全速度域において、切迫した衝突が検知され、ドライバーが適切な行動を取らなかった場合に、必要に応じて自動的にブレーキをかける「オートマチック コリジョン プレパレーション」は、両グレードとも装備される。

その他、こうした全方位の安全装備に加えて、歩行者保護用のアクティブエンジンフードも付き、ATSプレミアムに標準装備されるヘッドアップディスプレイには、一般的なものよりも多くの項目が表示されるのも特徴。なお同様のセーフティデバイスは、2012年秋にマイナーチェンジしたクロスオーバーモデル「キャデラック SRX」にも採用されている。

ところでATSは現状、左ハンドルのみの設定となっている。安全性をうたうのであれば、慣れた右ハンドル車のほうを好むユーザーも多いはず。右ハンドル仕様の早期設定が待たれるところだ。

[次ページへ続く]

「キャデラック ATS プレミアム」トランク・ラゲッジ[分割可倒式リアシート/トランクスルー機能]「キャデラック ATS プレミアム」リア本革シート「キャデラック ATS プレミアム」フロント本革シート「キャデラック ATS プレミアム」ドアパネル(フロント)「キャデラック ATS プレミアム」 インパネ・インテリア

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

キャデラック ATSの最新自動車ニュース/記事

キャデラックのカタログ情報 キャデラック ATSのカタログ情報 キャデラックの中古車検索 キャデラック ATSの中古車検索 キャデラックの記事一覧 キャデラック ATSの記事一覧 キャデラックのニュース一覧 キャデラック ATSのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる