プラグインハイブリッドの市場は欧州勢が制す!?/BMW X5 xDrive40e[PHV] 試乗レポート(1/4)

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:茂呂幸正・ビーエムダブリュー
プラグインハイブリッドの市場は欧州勢が制す!?/BMW X5 xDrive40e[PHV] 試乗レポート
BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎 BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎 画像ギャラリーはこちら

ハイブリッドでは世界をけん引した日本だが、PHVは欧州の勢いが凄い

BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎

ハイブリッドといえば日本が老舗だろう。1997年に世界初の量産ハイブリッドとして「トヨタプリウス」を発売。その後も着実に進化させながらフルモデルチェンジを重ね、先ごろ4代目プリウスが登場した。ホンダや日産もハイブリッドを手掛け、OEM車も含めると今ではすべての日本車メーカーがハイブリッドを扱う。

そして充電の可能なプラグインハイブリッド(PHV)は、一般ユーザー向けについては「プリウスPHV」が2012年1月に発売され、2013年1月には「三菱 アウトランダーPHEV」も加わった(アウトランダーの発売は2012年)。

なので以前はプラグインハイブリッドも日本がリードするかと思われたが、最近は欧州車の品ぞろえが急増している。BMW、メルセデスベンツ、アウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェ、ボルボという具合に、プラグインハイブリッドの充実度は日本車を上まわる。

EU加盟国が一体で取り組むCO2削減と燃費の向上

BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎BMW X5 xDrive40e Standard[プラグインハイブリッド] 試乗レポート/渡辺陽一郎

背景にあるのは、欧州における二酸化炭素の排出規制だ。2020年末までに、新車として販売される車両の二酸化炭素排出量を1km当たり95g以下に抑えることが盛り込まれた。違反すればEUでは罰金制裁も課すというから、厳しい規制になる。燃費の向上と二酸化炭素の排出抑制が急務になった。

現時点でEUで販売される乗用車の平均排出量は127g/kmだから、75%程度に抑えねばならない。こういった事情があって、欧州車メーカーがプラグインハイブリッドを数多くそろえるようになった。

ちなみに日本車の環境仕様データを見ると、「ホンダ フィット」に1.3リッターのノーマルエンジンを搭載した「13G・Fパッケージ」(2WD/CVT)は、JC08モード燃費が24.6km/L。同じ走行モードで計測した二酸化炭素の排出量は94.4g/kmとされる。「トヨタ シエンタ ハイブリッド」は、JC08モード燃費が27.2km/Lで、二酸化炭素の排出量は85g/kmだ。「トヨタ ヴォクシー&ノア ハイブリッド」、「クラウン ハイブリッド」などは、JC08モードの計測では95g/km以内には収まらない。欧州での二酸化炭素の排出抑制は、相応に高いハードルとなるわけだ。

この対応も含めたプラグインハイブリッドとして、「BMW X5 xDrive40e」を試乗してみたい。

[豊富なバリエーションがまたひとつ増えた「X5」・・・次ページへ続く]

1 2 3 4 次へ

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

BMW X5の最新自動車ニュース/記事

BMWのカタログ情報 BMW X5のカタログ情報 BMWの中古車検索 BMW X5の中古車検索 BMWの記事一覧 BMW X5の記事一覧 BMWのニュース一覧 BMW X5のニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる