BMW 新型 X5 xDrive35d(クリーンディーゼル) 試乗レポート／国沢光宏(1/2)
- 筆者： 国沢 光宏
- カメラマン：島村栄二
Xシリーズのイメージリーダーがフルモデルチェンジ
驚いたことに今やBMWにとって『Xシリーズ』は全販売台数の3分の1を占める重要な戦略車種なんだとか。
なかでもX5はXシリーズの始祖であり、さらにイメージリーダーでもある大切なモデルだったりする。フルモデルチェンジし、3代目となった新型X5はどんなクルマになったのか？
早速試乗してみた。
走り出しから「トレビア～ン」(なぜフランス語？)
今回試乗したグレードは『X5 xドライブ35d』。245馬力を発生する直列6気筒ディーゼル＋8速ATを搭載している。
Dレンジをセレクトしてアクセル踏むと「トレビアン！」(ドイツ語だとブンデバーですね)。こいつぁステキだ！
まず驚くほど滑らかに回る。ディーゼルと思えないほど。
もちろんディーゼルにありがちな「キンキン」「コンコン」「カリカリ」も無し。滑らかな燃焼音と共に、もりもりトルクが沸いてくる。なんたって 5.5リッターのガソリンエンジンと同等のトルクを1750回転から出すのだから。
当然の如く車重2.2トンもあるなんて信じられないほど軽々走る！
ターボ付きディーゼルエンジンにありがちな「アクセル踏んでからパワー出るまでのタイムラグ」だって気にならないレベル。もはやエンジンについちゃカンペキと評価しておく。今回は燃費を計れなかったけれど(JC08モード燃費だと11km/L)、10km/L前後走ってくれたらモンク無し！
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1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない（本人談）Ｗｅｂサイトを運営中。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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