BMW X3 試乗レポート(4/4)
- 筆者： 竹岡 圭
- カメラマン：小宮 岩男 / オートックワン編集部
オンナゴコロをくすぐるSUV
さて、X3のもうひとつの魅力をお話ししておこう。
それはラフロード走行。X3はそんじょそこらのナーンチャッテSUVとは違い、きちんとラフロードを制覇できる性能を持っているのだ。その秘密は、BMW Xドライブと呼ばれる最新の4WDシステム。
このシステム、通常はフロント40：リア60の駆動配分で走行していることは前述したが、路面状況に応じて前後の駆動配分を無段階でコントロールしてくれるのだ。元々のBMWならではの前後重量配分50:50のベストバランスと、背の高いモデルながらも低められた重心高などに加え、このXドライブを持つことで本当にかなりのところまでいけてしまう。
もちろん高めの最低地上高と、アプローチ＆デパーチャーアングルもしっかり確保されているからであるが、ウワサでは水深50cmまでの川渡りができるとか･･･。見た目のデザインから受ける印象を裏切らないというよりか上回るほどの、クロスカントリーオフローダーと見紛うような運動性能を忍ばせているのだ。
そして、こういうイザというときの頼もしさ、それでいてそれをスマートにやってのける都会派ならではの洗練された姿に、オンナゴコロは意外に弱かったりするのだ･･･。
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OLを経て、自動車専門誌を皮切りに、モータージャーナリスト活動を開始。国内外のレース、ラリーなど自らモータースポーツ活動に関わりながら、海外のモーターショーを精力的に回るなど、なにごとにも積極的に取り組んできた結果、近年は一般誌、女性誌、Web媒体、新聞、TV、ラジオなど、その活動はとても多彩なジャンルに広がっている。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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