【比較】マツダ アテンザセダン クリーンディーゼル vs BMW 3シリーズディーゼル どっちが買い!?徹底比較/渡辺陽一郎(1/2)

【比較】マツダ アテンザセダン クリーンディーゼル vs BMW 3シリーズディーゼル どっちが買い!?徹底比較/渡辺陽一郎
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「セダン市場においては、日本車は輸入車に負けている」と語るメーカーの開発者は少なくない。

「勝ち負け」の基準は登録台数。売り方の違いも影響しているが、軽自動車やコンパクトカーが好調に売れる半面、セダンの人気は確かに大人しい。

だが、日本のセダンの魅力まで薄れたわけではない。セダンはミニバンやSUVに比べて背が低く、重心も下がる。ボディのレイアウトは、エンジンルーム/居住空間/トランクスペースに3分割され、コンパクトカーやミニバンと違って後席とトランクスペースの間に隔壁があるから、ボディ剛性を高めやすい。

マツダ アテンザ セダン XD ディーゼルとBMW 3シリーズディーゼル

このセダンの魅力が最も分かりやすいのは、スポーティモデルだろう。価格の求めやすさも考えると、日本車ではクリーンディーゼルターボを搭載した「マツダ アテンザセダン XD」が注目される。アテンザセダン XDの発売は2012年だが、2014年末に大規模なマイナーチェンジが施されて、さまざまな機能が刷新された。

そして、アテンザセダン XDのライバル車といえば、「BMW 3シリーズセダン」だ。

アテンザと同様、走行性能を重視して開発された。さらに320dならばクリーンディーゼルターボを搭載する。そこで今回は、アテンザと3シリーズのセダンをピックアップして、クリーンディーゼルターボ同士を比較してみよう。

マツダ アテンザセダン クリーンディーゼル vs BMW 3シリーズディーゼル/エクステリア対決

マツダ アテンザ セダン XD ディーゼルとBMW 3シリーズディーゼル

まずはボディサイズだが、アテンザセダンは意外に大柄で、全長は4,865mm、全幅は1,840mm。対するBMW 320dは全長4,625mm/全幅1,800mmと、アテンザセダンと比べて240mm短く、40mm狭い。

ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は、アテンザセダンが2,830mmで、BMW 320dは2,810mm。BMW 320dは後輪駆動だから、前輪の位置が前寄りで、ホイールベースが全長の割に長くなった。

全高は、アテンザセダンが1,450mm、BMW320dは1,440mmだから同程度だ。

外観デザインは、BMW 320dを見るとボンネットが長い。これは、先に述べた後輪駆動の特徴だ。もっとも、アテンザセダンもフロントウィンドウの位置を手前に引き寄せ、前輪駆動車としてはボンネットが長い。

フロントマスクは、両車ともメーカー毎に統一されたデザインが表現され、遠方から見てもマツダ車、BMW車と分かる。以上のように、この2車種には共通点が多い。

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マツダ アテンザセダン クリーンディーゼル vs BMW 3シリーズディーゼル/インテリア対決

マツダ アテンザ セダン XD [クリーンディーゼル]BMW 3シリーズ ディーゼル [320d]

内装も良く似ている。アテンザセダンは2014年末のマイナーチェンジでインパネを刷新し、質感を高めると同時に水平基調に仕上げた。

アテンザセダン、BMW 320dともにインパネの中央には横長のエアコン吹き出し口とスイッチが配置され、操作性が良い。メーターも大径で見やすい。

その上で比較すると、BMW 320dは後輪駆動車とあって、ATレバーが収まるセンターコンソールの位置が少し高い。視覚的にも運転席が囲まれた雰囲気で、車両との一体感を重視している。アテンザの方向性も似ているが、BMW 320dほど引き締まった感覚はない。その代わり、アテンザは開放感が少し強い。

前席の座り心地は、両車とも似ている。アテンザはセダンとしては硬めだがボリューム感が相応にあり、背もたれは下側が適度に硬く体をしっかりと支える。肩まわりも離れにくい。

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BMW 320dも同様だが、座面の形状を含めて、腰の周辺の支え方はさらにしっかりしている。

注意したいのは、背もたれを立て気味に調節して、両脇を引き締めてハンドルを握ると着座姿勢が決まるが、寝かせると不自然になること。アテンザセダンにも同じ傾向があるが、BMW 320dではルーズな座り方は適さない

後席は、両車とも着座位置が低めで腰が少し落ち込む。全高が1,450mm以下だから、頭上空間を相応に確保すると座る位置が低くなる。座り心地は両車で異なり、BMW 320dは座面と背もたれが硬めだ。体がシートに沈みにくく、拘束感も強い。ドライバーと同様、同乗者にも正確な座り方を求めている。

この後席であれば、万一の時、シートベルトが効果を十分に発揮できるが、日本車に慣れた同乗者は堅苦しい気分にもなるだろう。座面が硬い上に、前方を持ち上げたから、小柄な同乗者は大腿部を押された感覚にならないか注意したい。

後席のスペースはどうか。両車ともにセダンとしては満足できる。身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る同乗者の膝先空間は、アテンザセダンが握りコブシ2つ半、BMW 320dも2つ少々になる。頭上は両車とも握りコブシ半分程度だ。大人4名が乗車して長距離を移動できる居住性は確保している。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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