潜入!「上海モーターショー2013」 ~実はコリア化し始めたチャイナメーカー?~/小沢コージ(2/2)

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潜入!「上海モーターショー2013」 ~実はコリア化し始めたチャイナメーカー?~/小沢コージ
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専用車に夢中!なニッポン

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一方、日本ブランドはホントに中国専用車に夢中になっててトヨタからは2台、ホンダからは3台、日産からも1台専用車が登場。

具体的にはトヨタはハイブリッドコンセプト2台で、1台は去年の北京ショーで公開された「雲動双撃」に続く「雲動双撃Ⅱ」!

全長4620×全幅1775×全高1450mmでホイールベース2700mmの結構デカめなモデルで、プリウスが4.5m弱だからちょい上を狙ってる。

もう1台は「FT-HT」で、ユニークなシート配列の6人乗りファミリーカー。こちらもハイブリッドで、今までにない多人数乗車を狙っており、確かに中国向けだ。

さらに力入ってたのがホンダで、ほとんど去年の北京に出したクルマの進化形であり、まずは中国版シビックとも言うべき市販化決定済みの「CRIDER」。

1.8リッター直4搭載の4ドアセダンでとにかく顔が分かり易くメタリック。それでいてホンダらしいシャープなラインがなかなかのナイスバランス。

もう1台の「JADE」はまさしく次期型オデッセイって感じで、最近中国で現行オデッセイは良く見るので、この層をさらに強化しようというのだろう。

日本じゃ考えられないほどチャレンジングな展開を求められる

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そしてそれに続くのが「concept M」で、既に市販化が決定している上記2台にくらべて作りはまさにコンセプトカーだが、リアルにトヨタ・アルファードや日産エルグランドに対抗。

今このクラスは輸入がほとんどで値段が高すぎて話にならないが、「concept M」は現地生産が前提でかなり意欲的。もしや新たな世界を切り開くかもしれない。

一方、中国大陸で最も成功している日産は非常にユニークなコンセプトカー、「Friend ME」を出展。

コイツは、カーナビ等のインターフェイスを乗客4人すべてが個別に操作できるようでまさしく「走るスマホ」。変わりゆく80年代生まれの中国のヤング層をターゲットにしているのだ。

そして最後にビックリしたのがスズキの意外なる意欲的な中国専用セダンコンセプトで、その名も「オーセンティックス」。

同社としてはデカい全長4.6m台のセダンだけど、びっくりするほどスタイリッシュ。申し訳ないけど、これがスズキ!?ってくらいに。マジメ過ぎるくらいの同社だけど、さすがに中国市場は凄い!ほぼ日本じゃ考えられないほどチャレンジングな展開を求められるんだから。

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自動車評論家の小沢コージ 氏

まさに独中日、それぞれがそれぞれ、いろんな戦いを繰り広げている中国。ホント、市場がデカ過ぎて、狙い目や切り口も在り過ぎでわけわかんない。不肖小沢も付いていくだけで精一杯。とりあえず頑張らねば!って感じですよ(笑)。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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