BMW 新型 1シリーズ 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)

BMW 新型 1シリーズ 試乗レポート/岡本幸一郎
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広くなった室内空間、そしてさらに質感を高めた内外装

BMW NEW 120i Style
BMW NEW 120i Style[ダコタレザー:パール・グレー/ブラック・ハイライト]BMW NEW 120i Style ラゲッジルーム

1シリーズとしては2世代目だが、前身である3シリーズコンパクトから数えると4世代目。件の前身の頃は、廉価版というか劣化版(失礼!)という印象も強かったが、いまやすっかりBMWのエントリーモデルとしての、ひとつのポジショニングを確立した感のある1シリーズである。来るべきダウンサイジングを先取りし、プレミアムコンパクトというカテゴリーを開拓した点でも1シリーズの功績は大きいといえるだろう。

2ボックス車としては異例のロングノーズを持つ基本形状は踏襲しつつ、ボディサイズがひとまわり拡大されたのがニュー1シリーズの大きな特徴。シートに収まると、とくに横方向の余裕が増したことを実感する。

全体の雰囲気も、これが1シリーズかと思うほど上質に仕上がっている。後席の居住性についても、足元スペースが拡大しているし、頭まわりも不満のないクリアランスが確保されている。背もたれをもっと寝かせ気味にすれば、見た目には広く感じられるかもしれないが、このほうが着座姿勢が自然になり体圧の分布がちょうどよくなるので、疲れにくいはずだ。ドアの開く角度も拡大したので、乗降性も向上している。また、これまではちょっと狭いかなという印象のあったラゲッジも、従来比30リットル増と拡大され、十分な広さが確保された。これら一連の不満のない広さを手に入れたのも、ニュー1シリーズの大きなセールスポイントに違いない。

賛否両論?それで結構! 個性的なフロントマスクに"賛成"

BMW NEW 1シリーズ
BMW NEW 120i StyleBMW NEW 120i SPORT

外観でまず気になるのは、やはりこの個性的な顔だ。 これを見て思い出したのは、逆スラント気味のグリルレスマスクに、ちょっと怒ったようなヘッドライトを持つ1960年代のCSクーペだ。これで通じる人は、けっこうマニアックな人だと思うが、ご存じない方も気になるようであればネットで検索してみて欲しい。

この顔には賛否両論の声があるようだが、筆者は賛成派! これが3シリーズであれば、また話は変わってくるのだが、上下問わずライバルの多い1シリーズには、これぐらい「ん?」と感じる部分があったほうが、より多くの人目を惹いていいのではないかと思う。 BMWは、ときおりこうした意表をついたデザインをあえて採り入れてくるところも面白い。

サイド~リアビューでは、彫りの深いキャラクターラインや、大きくふくらんだリアフェンダー、立体的な形状のテールランプなどが印象的。さらに、ニュー1シリーズには、ベーシックモデルと、「Sport」(スポーツ)、「Style」(スタイル)という3通りのデザインラインが用意され、選択肢の幅が広がったことも歓迎したい。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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