BMW 6シリーズ カブリオレ 試乗レポート/石川真禧照(2/4)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:オートックワン編集部
ボディが大きくなって、リアの居住性はさらに向上
新型6シリーズカブリオレのボディサイズは旧型よりも全長、全幅、全高ともに40mmから70mmほど大きくなっている。しかし、それはあくまでもスペック上でのこと。水平基調のデザインは大人しく、幅は広いが、意外にも大きさを感じさせない。
実際に室内に入るとボディサイズの大きさは特にリアシートで実感できる。左右をセパレートで区切られたリアシートは、座面後端が沈みこみ、ヘッドスペースは身長170cmでも余裕がある。レッグスペースに関しても旧型より余裕が確保されてある。
スタイリング上の特徴はリアウインドウを含めたルーフの処理。ボディ左右で後方まで延びるフィンと、その奥に垂直に立つリアウインドウは前モデルからの特徴。これはスタイリングだけではなくガラス重量の軽減にも貢献している。リアウインドウは垂直に動き、開閉させることも可能だ。
トランクスペースは折りたたまれたホロを収納するためのボックスを引き出しても、フルサイズのゴルフバッグが2セットも収納できる。かなり広さのあるスペースなのだ。
ホロは外側と内張りの間に遮音性と断熱効果の高いポリウレタンを挟み込んだ多層構造を採用している。開閉は電動で、40km/h以下での走行なら停止せずに作動させることができる。開閉時間は20秒前後といったところだった。
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