BMW Z4 SDrive 35is 試乗レポート(4/4)

BMW Z4 SDrive 35is 試乗レポート
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触れるたびに欲しくなってしまう魅力的なロードスター

複雑な動きをしながら開閉するリトラクタブルハードトップは、約20秒で開閉可能。安全と機構保護のためか、クルマが動いているときは動作できないようになっている。

オープンにして走ると、たとえばメルセデスSLKあたりと比べると風の巻き込みはやや大きめなのだが、それは演出としてあえて残しているのかもしれない。

もちろんルーフを閉じたときの視界は、ソフトトップだった初代に比べると大幅に向上している。

また、2代目Z4の特筆点として、実用性が非常に配慮していることも挙げられる。初代よりも150mmも長くなった全長により、ラゲッジスペースも広く確保されているし、コクピットの限られた中で収納スペースがかなり豊富に設定されている。

カタログには「2つの特別席と、10の配慮。」と記されているが、まさにそのとおり。

細かな部分は省略するが、シート後方にもバッグを置けるし、ラゲッジからセンターコンソールをスルーさせて、ゴルフバッグやスキーも収納できるようになっている。

また、初代Z4では乗降性が悪いと不評だったサイドシル高もいくぶん抑えられている。BMW独自のiDriveも、少し前のものに比べるとずいぶん使いやすくなった。

このように2代目Z4は、このスタイリングと走りを持ちながら実用性にも優れるという、とても万能で魅力的なロードスターに仕上がっている。

そんなZ4を、筆者は触れるたびに欲しくなってしまう。1年前も本気で欲しくなったが、今回の35isはもっと欲しくなった。35iも十分に魅力的だが、35isはもっと魅力的。

差額を払う価値は十分にあると思う。BMWの本質はやっぱりスポーツカーメーカーなんだとあらためて思ったし、こうした高性能モデルほどBMWの巧さが際立つと痛感した次第である。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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