前輪駆動ベースで走りの良さはそのままに実用性アップ!BMW新型「X1」海外試乗レポート/河口まなぶ(1/2)

  • 筆者: 河口 まなぶ
  • カメラマン:ビー・エム・ダブリュー株式会社
前輪駆動ベースで走りの良さはそのままに実用性アップ!BMW新型「X1」海外試乗レポート/河口まなぶ
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前輪駆動ベースで生まれ変わった「X1」に河口まなぶ氏が試乗!

「これは売れる」

BMWの新型「X1」を見てすぐにそう感じた。オーストリアのアーヘンキルヒで開催された試乗会で、まだ乗らずしてそう思った。今度のX1はそのくらい、まず見た目が魅力的だ。

世界中で成功を収め、実に73万台以上を販売したプレミアム・コンパクト・セグメントのBMWのXモデルの第2世代にあたる新型は、先代に比べて全長は15mm短くなったものの、全幅は23mm広がり、全高は実に53mmも高くなった。そう、この高さが今回、新型の見た目において、より逞しさを与えた最大の要素だ。しかも最新モデルだけに、当然兄貴分のX3をも凌駕するような印象さえ与える。それほどイマドキのSUV(BMWはSAVと呼ぶが)らしいカッコ良さを手に入れたといえる。

もちろんカッコだけでなく、室内も相当に使い勝手が良くなった。というのも全長は短くなっているものの、1列目と2列目シートの間のレッグルームは広がった他、ラゲッジも容量が増えている。その理由は今回のトピックともいえる大切な要素が絡んでいるからである。そう、今回からX1は、既に日本でも販売されている「2シリーズグランツアラー」等と基本アーキテクチャを共用する、FF系のシャシーを採用したモデルとして生まれ変わったのだ。

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豊富なエンジンラインナップと進化した四輪駆動システム「xDrive」

BMW 新型X1(海外試乗レポート)
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デザイン的には最新のBMWラインナップと共通するエクステリア/インテリアで、その品質は相変わらず優れており、見た目においては期待を裏切らない安定感の高さを伝えてくるものとなっている。今回のX1でトピックとなるのは、搭載エンジンの豊富さだろう。

試乗したのは新世代の2.0リッター直列4気筒ターボ・エンジンを搭載し、最高出力231ps/最大トルク350Nmを発生するxDrive25i。そして新世代の2.0リッター直列4気筒ターボ・ディーゼルを搭載し、最高出力231ps/最大トルク450Nmを発生するxDrive25dの2台だった。

が、実は本国では2015年の11月から、なんと3気筒のガソリン/ディーゼルの2つのエンジンが搭載される予定となっている。また駆動方式も、xDriveの他に前輪駆動のsDriveも用意するなど、エンジン×駆動方式の組み合わせで実に多くのバリエーション展開がなされる点も魅力だ。

また今回、独自の4輪駆動システムであるxDriveも、新たなものが採用されている。先代は3シリーズツーリングのシャシーをベースとしていただけに、後輪駆動から派生したxDriveを用いていたが、今回からは前輪駆動ベースとなったわけだ。

この機構は通常走行では基本的にFFでありながら、路面状況や運転状況に応じて後輪にも駆動を与えるもの。いわゆるスタンバイ4WDと呼ばれるタイプだ。つまりスリップするような状況などを瞬時にセンシングして、後輪へ駆動を伝えることで安定性を高める仕組みとなっている。もちろんドライバーにはそれが感じられないほど素早く、自然に行われている。

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河口 まなぶ
筆者河口 まなぶ

1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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