BMW 4シリーズ クーペ 海外試乗レポート/河口まなぶ(3/3)

BMW 4シリーズ クーペ 海外試乗レポート/河口まなぶ
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日常の中で醸し出す雰囲気こそ真骨頂

BMW 4シリーズクーペ
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しかし、違いを強く感じたのは公道よりも、エストリルサーキットでの試乗だった。

3.0リッター直6ターボというパワフルなエンジンを搭載したFRであるにも関わらず、コーナリングでは絶大なる安定感を生んでいるのがいかにもBMWらしいところ。しかしドライバーが自身の意思でDSCを解除して、適切な操作をしてあげれば、実に高いコントロール性を伴って自在に姿勢を変化させることができる。こうした時のリアのスライドも流れが把握しやすく一定のため、実に扱いやすいのだ。だからエストリルで走らせて、本当にホレボレとしてしまった。

しかし4シリーズクーペの真骨頂は、やはり日常の中で醸し出す雰囲気だろう。サーキットで高い性能を発揮できるだけの鍛え抜かれた実力があるからこそ、日常使いで深い味わいが生まれており、そうした時の走りにゆとりや豊かさを感じるのである。

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BMW 4シリーズクーペ

そう、いざという時には圧巻のスポーツ性能を手にしているからこそ、まさに上質なクーペが誕生したのだといえる。

そしてこのポテンシャルの高さから、我々は当然、今後登場するだろうスポーツモデルである“M4”への期待を高めるのである。

ノーマルのクーペでこれだけなのだから、Mの名がつけば…そうしたことを想像させてくれるだけの充実した中身が4シリーズクーペにあった。今年中の日本導入にも期待だ。

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河口 まなぶ
筆者河口 まなぶ

1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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