航続距離はなんと「912km」!BMW 320i 実燃費イベントレポート/岡本幸一郎(3/4)

航続距離はなんと「912km」!BMW 320i 実燃費イベントレポート/岡本幸一郎
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都心から首都高~湾岸線からアクアラインへ

BMW 320iを運転する岡本氏BMW 320i

スタート時点から京橋ICで首都高速に乗るまでの約2km弱は、さすがに東京のど真ん中の平日の午後ということもあり、けっこうな交通量だ。

当初、航続距離の表示は京橋IC通過時点で781kmまで落ち、さらに首都高速に乗り、浜崎橋JCTを通過した時点では770kmまで落ち込んだ。

都心環状線から11号台場線に入り、そして湾岸線へ。

ごく普通に走行したのだが、その後、航続距離は下限で759kmまで落ちてしまったが、走行距離にして11kmほどとなる東京湾トンネル通過時で、ようやく増える側に転じ、それまでヒトケタ台だった平均燃費も10km/Lを超えた。

なお、この時点で平均速度は36km/h台だ。その後は概ねずっと走れば走るほど航続距離も平均燃費も順調に伸びていった。

普通に走っているぶんには、1速と2速では2000回転台でシフトアップし、それより上のギアでは、もっと低い回転数でシフトアップする。これは、一番効率の良い加速の仕方をトランスミッション自体が覚えていることによるものだ。

BMW 320i

また途中、先導車が遠慮なく(?)上り坂でも加速するので、筆者もあまり離れることのないように心がけて運転していると、BMW320iはけっこう積極的にシフトダウンする印象だった。

これは、基本的にはあまりアクセルを開けないほうが燃費は良いのは当然なのだが、強めの加速が必要なシーンでは、ダラダラと長い時間をかけてゆっくり加速するよりも、一気に加速して短時間で加速をすませたほうが、トータルでは効率的であるためだ。

BMW320iのシフトスケジュールも、学習モードが燃費走行に合った状態になっていても、アクセルの踏み込み量からして、キックダウンしたほうが良いと判断すると、そうなるように設定されているのだ。

また、下り坂などでアクセルオフにしていれば、燃料噴射がカットされて燃料の消費が抑えられることに加え、BMWがいち早く採用したブレーキエネルギー回生システムにより、アクセルをもどしたりブレーキを踏んだりしたときのみオルタネーターに発電させることで、エンジン負荷の低減を図るようになっている。

瞬間燃費計が大きく左に振れているときがそうだ。

川崎浮島JCTで首都高速湾岸線から東京湾アクアラインに入ったあたりで、航続距離は830km、平均燃費は14.4km/Lを表示。

ここから先では、ゆるやかな下り坂が長く続くのだが、そうしたシチュエーションでの燃料消費は小さく、発電量は大きいことになり、海ほたる手前2kmというところで、航続距離854km、平均燃費15.3km/Lまで大きく上昇。

そして海ほたるPAに到着し駐車した時点では、平均燃費が15.1km/Lと、ほぼカタログ公表値が出た。

航続距離は875kmと、出発時より大幅に伸びたものの、912kmには大きく届かなかった。なお、平均車速は58.5kmだ。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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