ベントレー コンチネンタルGTスピード 国内試乗レポート/金子浩久(2/3)

ベントレー コンチネンタルGTスピード 国内試乗レポート/金子浩久
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超・高性能を日常の”アシ”で使う・・・これこそが本当の贅沢

ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード 試乗レポート15

加速性能ならばテストコースで確かめることができるが、それでも時速330キロを試せる場所は世界でも限られてくるだろう。

ドイツのアウトバーンの速度無制限区間ならば合法だが、他のクルマに十分に注意しなければならない。アメリカのネバダ州にある広大な干上がった塩湖ボンネビルか、長い直線距離を持つ南イタリアにあるナルドやドイツのエーラレシエンなどのテストコースぐらいでないと難しいだろう。

しかし、その超高性能のホンの一端に触れることは横浜ででもできた。時速60キロほどで高速道路を走行中にスロットルペダルを踏み込むと、回りのクルマを置き去りにして瞬時に加速していってしまったのである。

ワープするように加速する異次元体験

ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード 試乗レポート16ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード 試乗レポート12

他の速いクルマの場合のフル加速と、コンチネンタルGTスピードが異なっているのは、そのエンジンサウンドと姿勢だろう。

他のクルマの場合は、スロットルペダルを踏み込んだと同時に雄叫びのようなエンジンサウンドを上げ、ノーズを少しリフトさせながら加速していく。それはそれで、また心昂ぶらさせられるものだけれども……。

しかし、コンチネンタルGTスピードはスロットルペダルを踏み込んでいっても重奏低音が高まるだけで、耳をつんざくような排気音は聞こえてこない。

振動やふらつきなども見せずに、どっしりと落ち着いた姿勢で速度だけが素早く上がっていく。SF映画に出てくる瞬間移動、ワープというのはこういうことなのかと錯覚してしまうほどに速い。

ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード 21インチSpeedアロイホイール(ダークテイント仕上げ)はオプションベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード 電動式リアウィング

40対60の前後割り合いでエンジントルクを振り分ける4輪駆動システムを採用していることにもよるのだろう。とにかく安定していて、静かだ。とても330キロも出るようには思えない。優雅でさえある。

センターコンソールのモニター画面をタッチして変更できる電子制御式エアサスペンションの4ポジションのうちの最も柔らかな“コンフォート”を選べば、下手なサルーンよりもよっぽど乗り心地がいい。

ベントレーはコンチネンタルGTシリーズを「日常で使えるスーパーカー」と評しているが、まったくその通りである。とても贅沢な話だが、日々の足グルマとして使える。他のスーパーカーのように、超高性能と引き換えに何かを犠牲に強いられることもない。

(次ページへ続く)

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金子 浩久
筆者金子 浩久

モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』(1~4)、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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