単なる高級車ではないベントレーの神髄、新型ミュルザンヌ試乗レポート(2/2)

単なる高級車ではないベントレーの神髄、新型ミュルザンヌ試乗レポート
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4桁のNm

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といったボディの見直しとともに、NVH対策も今回はさらに強化した。

エンジンマウントとサスペンションのブッシュを進化させ振動を減らしたり、タイヤをサプライヤーのダンロップと共同開発し従来車から50%のノイズ削減を実現した。これらはすべてキャビンを快適にするためのものとなる。

ではパワートレーンはというと、当然のこと排気量は変わらず、ついでにパワーも今回はそのままスライドされた。

6.75リッターV8から繰り出される最高出力は、スタンダードモデルで512ps、ハイパフォーマンス版の「スピード」で537psを発揮する。

恐ろしいのはそれぞれの最大トルクで、前者が1020Nm、後者が1100Nmとなる。4桁のNmなんてそう見るもんじゃない。ちなみに「スピード」の最高速度は305km/hに達する。

まさにベントレーマジック

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そんなミュルザンヌを走らせたのはオーストリアの西側にある街インスブルック。その周辺のワインディングとドイツ側でのアウトバーンを駆けた。

印象は事前のイメージ以上にスポーティで、ベントレーらしさを感じた。

というのも、ウルトラ高級車の範疇を超えるレーシーな体感を得たからだ。これはコンチネンタルGTにも通じるもので、ベントレーの開発陣がアピールしたいところでもある。単なる高級車ではない、かつてのサーキットの輝かしい戦歴を感じさせる仕上がりをしている。

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具体的には、絶対的なパワーを持つエンジンと不安のないストッピングパワー、それとピタッと路面に吸い付くようなエアサスペンションのセッティングだ。トータルでフワフワしたところはなく、どれもビシッとその役目を果たす。しかも、ドライブダイナミックコントロールというデバイスをスポーツにすると、エアサスがハードになり、ステアリングレスポンスもクイックになる。

結果クルマの大きさを忘れてしまうほど、ワインディングで機敏に向きを変えて駆け回れるのだから恐れ入る。まさにベントレーマジックだ。

さらに言えば、そのあと乗ったスピードはさらにそれが如実だった。エキゾーストサウンドを含め、レーシーさはより前面に押し出される。なるほど、このカテゴリーはまだまだ元気のようだ。

モータージャーナリストの九島辰也さん

ベントレーは自身初のSUV「ベンテイガ」も好調な販売のようで、その余波が広がるのも時間の問題だろう。きっと開発資金が潤沢に増えるに違いない。となると、彼らの次の一手が気になるところ。やはりベントレーからは目が離せませんナ。

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九島 辰也
筆者九島 辰也

外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX」副編集長、「アメリカンSUV」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON」副編集長なども経験。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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