【試乗】ベントレーコンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8 試乗レポート/金子浩久(2/2)

【試乗】ベントレーコンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8 試乗レポート/金子浩久
ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド] ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド] ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド] ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド] ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド] ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド] ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド] ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド] ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド] ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド] ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド] 画像ギャラリーはこちら

思い立ったとき、すぐさまオープンに出来る贅沢

ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8

ベントレー コンチネンタルGTC V8は、その屋根の開閉が時速30キロ以下ならば走行中にも作動できるのだ。開閉時間は大体25秒から30秒の間だったけれども、センターコンソールのスイッチを押し続けていれば大きなキャンバス製の屋根は開けたり閉めたりすることができた。それで何が違うのかというと、ほぼいつでも開閉が可能になるという絶対的な可能性を手にできているのだ。

時速30キロまでというと、結構多用する範囲になる。走行中に前方の赤信号や渋滞が見え、速度を落としながら走ればすぐに30キロ以下に落ちてしまうし、反対に交通量が極端に少なくなければ、発進して30キロ以上に達するのにも時間が掛かるので、その間に開閉できる。細い道や路地などでは反対に30キロ以上出して走ってはいけないところがほとんどだし、ビルやマンションなどの駐車場から出たり、反対に入ったりする時もゆっくり走るわけだから、開閉はほとんどいつでも可能になる。

ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド]ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド]ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド]ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド]ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド]

停まらないと開閉出来ないオープンカーは、意外とストレス

ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8 試乗レポート/金子浩久 2ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8 試乗レポート/金子浩久 9

停止中しか開閉できないコンバーチブルにプライベートで乗っているからこの便利さを痛感できるのだけれども、“停止しなければ開閉できない”のと“30キロまでなら開閉できる”の違いは天と地ほど大きい。

それほど長い距離を移動するのでないと、いちいち路肩に寄せて開閉するのは面倒臭くなる。人間(僕だけかもしれませんが)はセッカチだから、「どうせ、すぐに着いちゃうんだから」とズボラになって開け閉めしなくなってしまうのだ。それだと、せっかくのコンバーチブルも宝の持ち腐れだ。

でも、コンチネンタルGTC V8には関係ない。“走行中は開閉不可”というメカニズム面での制約も、“雨で濡れるから”という気候面での制約も克服されているのである。繰り返すけれども、こんなに贅沢なコンバーチブルは他にない。

ここまで静かなコンバーチブルが他にあっただろうか

ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド]ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド]

そして、もうひとつあって、屋根を閉めて走ると外部の騒音をピタリと遮断し、まるでクーペのコンチネンタルGTのような静寂が車内を満たすのである。一台で二台分楽しめる。

僕のクルマは10年選手だけれども、最新のコンバーチブルでも閉めた場合の静粛性に限界が伴うのは仕方がない。キャンバスでなく、金属製の屋根を持つクルマであっても、似たようなものだ。

“仕方がない”と諦めてしまうのが普通の人間と普通のクルマなのだけれども、ベントレーは諦めない。ここまでやってしまう。

カンペキな快適性と超高性能、そしてオープンの開放感を一度に手に入れる贅沢

ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8 試乗レポート/金子浩久 15

ベントレー コンチネンタルGTC V8は、「コンチネンタルGT」のコンバーチブルなのでV8エンジンをはじめとするパワートレインや足回りなどもそれに準じている。4.0リッターV8ツインターボチャージドエンジンに8速ATと4輪駆動システムを組み合わせ、0-100km/h加速がたったの5.0秒、最高速度301km/h。

これ以上何を望もうかという超高性能だが、さらに上を行くより大きなW型12気筒エンジンを搭載する「GTC」もある。

コンチネンタルGTC V8は、屋根を開けても閉めても、どちらでも完璧な快適性と超高性能を約束するコンバーチブルだ。現在、購入することができるクルマの中で最も贅沢なクルマであることは間違いない。

[レポート:金子浩久/Photo:和田清志]

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ベントレーコンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8 主要諸元

ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド]ベントレー コンチネンタルGTC(コンバーチブル) V8[ボディカラー:ホワイト サンド]

全長x全幅x全高:4820x1945x1400mm/ホイールベース:2745mm/車両重量:2530kg/駆動方式:4WD(4輪駆動:40対60リアバイアストルク)/乗車定員:4名/エンジン種類:V8 ツインターボチャージド ガソリンエンジン/総排気量:3992cc/最高出力:507ps(373kW)/6000rpm/最大トルク:660N・m/1700rpm/最高速度:301km/h/0-100km/h加速:5.0秒/タイヤサイズ(標準仕様):275/40ZR20/車両本体価格:21,900,000円[消費税5%込み、以下同]

(価格を除き、スペックは全て英国仕様)

【※試乗撮影車の仕様】ボディカラー:White Sand/ハイド:メイン Magnolia/セカンダリー Saddle/ウッドパネル:Madrona

【※主な装着オプション】3本スポークツートンハイドステアリングホイール(57,900円)/Bentleyエンブレム刺繍(88,200円)/21インチ10本スポークペイント仕上げプロペラアロイホイール(428,100円)/ベンチレーション機能付フロントマッサージシート(130,500円)/リアビューカメラ(167,200円)/スポーツエキゾースト(334,800円)/カラースペック(588,000円)

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金子 浩久
筆者金子 浩久

モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』(1~4)、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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