極上のラグジュアリーと最高のパフォーマンス! ベントレー 新型コンチネンタルGT発表会レポート
- 筆者: 松田 タクヤ
- カメラマン:松田 タクヤ
新型コンチネンタルGTは、W12エンジンに8速DCTを採用し 最高速は333km/h!
2017年12月19日、ベントレー・モータース・ジャパンは同社の4シータースポーツクーペであるコンチネンタルGTを東京都内のイベント会場にて日本初公開した。
新型コンチネンタルGTは、ベントレーが示す4シーターのラグジュアリー・グランドツアラーの最高峰であり、1991年に発売され、当時最もパワフルで最も高価だったコンチネンタルRの後継車である。
新型コンチネンタルGTは、設計、製造、各部のハンドクラフトまで全てが英国で行われる。最高のパフォーマンス、伝統のハンドクラフトが生み出す最高のラグジュアリー、そして最先端のテクノロジーを纏い、ベントレー史上最高のグランドツアラーとして生まれ変わった。
完全刷新された新型コンチネンタルGTの大きな特徴は、以下の7つとなる。
■彫刻のように大胆なエクステリアデザイン
■ラグジュアリーかつ革新的なインテリア
■天然素材を使用したハンドクラフトを最先端テクノロジーと一体化
■ベントレー・ローテーションディスプレイをインテリアに初採用
■最高出力635PS、最大トルク900Nmを発揮する、6リッターW12 TSIエンジンを搭載
■0-100km/h加速3.7秒、最高速度333km/hを実現
■最大1000Nmを想定した、8速DCTトランスミッションを初採用
発表会の会場には、ベントレー・モータース・ジャパン代表のティム・マッキンレイ氏をはじめ、マーケティング・PR・アカデミーマネージャーの横倉典氏が出席した。
ベントレーの新たなベンチマークとなる、新型コンチネンタルGT発表会の模様をレポートする!
変わらない価値観こそがベントレーの存在を特別なものにしていく
『2017年は、ベントレー モータース ジャパンにとって素晴らしい1年になりました。新しいベンテイガの発売や、4月にオープンしたベントレー神戸により、わたしたちの販売ネットワークがさらに強化されたからです。
そして、今日はベントレーにとって特別な日になることでしょう。ラグジュアリー・グランドツーリングカーの新たな基準である新型のコンチネンタルGTが日本初公開されるからです。
設計、製造やデザインなどすべてが英国で行なわれたこの車は、ベントレーの大きな節目となるのです。新型コンチネンタルGTは、ラグジュアリー・グランドツアラーというジャンルに新しいベンチマークを記します。
私たちが最も大切にする価値観であるラグジュアリー、パフォーマンス、そしてクラフトマンシップがこの車のあらゆる所から感じていただけると思います。
私たちはこれらを不変のものとし、更に追求し続けます。それこそが、ベントレーを特別な存在にしていくものだからです。』
と、ティム・マッキンレイ氏はコメントした。
「よりラグジュアリー、よりスポーティ」が新型コンチネンタルGTのキーワード
『2003年に導入された第一世代のコンチネンタルGTは、大人4人が乗車して318km/hで走ることができるセンセーショナルな車として受け入れられ、当時の日本でも2千万円を切る価格でベントレーが購入できるということもあり、多くのお客様に好評でした。
2011年に導入した第二世代のコンチネンタルGTは、お客様のご要望に応えるべく、よりスタイリッシュに、よりスポーティに、そして実用性も兼ね備え環境性能も改善するという命題が与えられた車でした。
そして今回発表した第三世代のコンチネンタルGTは、一言で言えば「よりラグジュアリー、よりスポーティ」です。
先のフランクフルトモーターショーでは、若々しい、女性らしい、高いテクノロジーだ、というキーワードを頂いています。そう言ったお声もあることから、あらゆる層のお客さまに対応できる車なのではないかと思っています。』
と、横倉典氏はコメントした。
新型コンチネンタルGTの発表会には、1955年式Rタイプ・コンチネンタルも展示
新型コンチネンタルGTが発表された会場では、もうひとつのジャパンプレミアともいえるお披露目が行われた。
2017年9月に、イギリスのコンクール・デレガンスで金賞を獲得したベントレー Rタイプ・コンチネンタルである。
この車はコンクールで賞を受賞した直後にイギリスを出国し、2017年11月末に日本に到着したばかりだ。
Rタイプ・コンチネンタルは、第二次世界大戦後に低下してしまったベントレーの性能を、戦前のロールス・ロイス製ベントレーと同程度の水準まで引き上げたモデルで、第二次世界大戦後のロールス・ロイス、ベントレーとして最も素晴らしい車だと評価する声もある。
このRタイプ・コンチネンタルは1955年式だが、各部の徹底したリファインにより新車と見間違ってしまう程にまで仕上げられていた。ベントレーファンにはたまらない一台であろう。
実車と同様にオーダーメイドできるモデルカーは、お値段987,120円で発売!
今回の新型コンチネンタルGTの発売と同時に、1/8スケールの新型コンチネンタルGT ビスポークモデルカーが発表された。
このモデルカーはエクステリアカラー、ホイール、シートデザイン、インテリアカラー、ハンドル位置を選べるうえ、希望のナンバープレート番号やメッセージカードまで添えることができる。
オーダーを受けてから生産されるため納期は17週間と少し長めだが、実車と同じように仕上げられるため記念品やプレゼントにするには最適だ。オーダー受付開始は2018年秋ごろ、価格は消費税8%込みで987,120円となる。
新型コンチネンタルGTは、2018年秋ごろから日本デリバリー開始!
ベントレー自身が新たなベンチマークとして明示する新型コンチネンタルGTは、圧倒的な存在感をエクステリアから感じることができ、ひとたび室内に足を踏み入れてみれば、ウットリしてしまうクラフトマンシップと極上のラグジュアリーを体験するだろう。
誰でも手に入れられる車でないことは言うまでもないが、もしオーナーになった人ならば圧倒的なパフォーマンスをも手に入れられるという訳だから、羨ましいことこの上ない。
ベントレー 新型コンチネンタルGTの日本デリバリー開始は2018年秋ごろからが予定されており、価格は消費税8%込みで2530万円からとなる。
[Text/Photo:松田 タクヤ(オートックワン編集部)]
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新型コンチネンタルGTの主要スペック
新型コンチネンタルGTの主要スペック | ||
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(下記スペックは本国値のため、日本の認証値とは異なる場合があります) | ||
ディメンション | ||
全長 | 4,850mm | |
全幅(ミラー開) | 2,187mm | |
全幅(ミラー閉) | 1,954mm | |
全高 | 1,405mm | |
ホイールベース | 2,851mm | |
フロントトラック | 1,672mm | |
リアトラック | 1,664mm | |
車両重量 | 2,244kg | |
前後重量比 | 55:45 | |
空気抵抗値 | Cd 0.29 | |
ホイールサイズ | 21インチ(標準)、22インチ(オプション) | |
タイヤサイズ | 265/40R21(フロント)305/35R21(リア)※標準ホイールの場合 |
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トランク容量 | 358リットル | |
ガソリンタンク容量 | 90リットル | |
エンジン | ||
型式 | 6.0リッターツインターボチャージド W12 TSI | |
排気量 | 5,950cc | |
インジェクション | 2パラレルツインスクロールターボチャージャー、ダイレクトインタークーリング | |
最高出力 | 635PS/6,000rpm | |
最大トルク | 900Nm/1,350-4,500rpm | |
ボア・ストローク | 84mm×89.5mm | |
圧縮比 | 10.5:1 | |
燃料噴射方式 | ポートインジェクション+ダイレクトインジェクション | |
気筒休止 | 6気筒:バルブ&燃料噴射 | |
サスペンション | ||
フロント | アルミ製ダブルウィッシュボーン、48Vアクティブアンチロールバー | |
リア | アルミ製マルチリンク、48Vアクティブアンチロールバー | |
スプリング・ダンパー | 3チャンバーエアサスペンション、CDC | |
ステアリング | 電動パワーアシストステアリング(可変レシオ付き) | |
トランスミッション | 8速デュアルクラッチトランスミッション | |
ギアレシオ | 1速 5.966、2速 3.235、3速 2.083、4速 1.420、5速 1.054、6速 0.814 | |
ブレーキ | フロント:420mm×40mm、リア:380mm×30mm | |
キャリパー | フロント:10POT、リア:4POT | |
最小回転半径 | 11,51m | |
パフォーマンス | ||
0-100km/h | 3.7秒 | |
最高速度 | 333km/h | |
環境性能 | Co2排出量:278g/km,EU6 |
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