アウディ A5スポーツバック 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)

アウディ A5スポーツバック 試乗レポート/岡本幸一郎
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居住性、実用性、クーペのデザインを併せ持つ

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不況によりプレミアムブランドの販売が低迷する中で、唯一といえる成長を続けるアウディ。ここ日本でも、販売台数では4位が定位置ながら、対前年比で100%超を達成しているのは「好調」といっていいだろう。

このところの多車種展開も、かつてのアウディのイメージとは一線を画するところだが、そこにまたしても新顔が加わった。

今度はアウディとしても初のチャレンジとなる5ドア4シーターのクーペ「A5スポーツバック」だ。本国での100周年記念イベントで披露されたのが2009年7月。そしてデリバリー開始が9月だったので、比較的短いタイムラグでの日本導入となる。

セダンの居住性、アバントの実用性を持ちながら、クーペのデザインを併せ持たせたというのが、このクルマのコンセプト。近年、メルセデスのCLS、VWのパサートCC、BMWのX6、はたまたポルシェのパナメーラなどといった、かつては考えられなかったタイプのクルマがいくつも出現したのも興味深いところだが、A5スポーツバックもそんな1台だ。

しかしながら妙に“アウディっぽい”クルマでもあるように思える。

エクステリアは、フロントセクションは基本的にクーペのA5と同じ。そこから流れるようなルーフラインを描き、スポーティなフォルムのリアビューへとつながる。

ホイールアーチが強調されているのも特徴的。もちろん、アウディらしくLEDもアイキャッチとなっている。360度どこから見ても隙のないデザインだ。

4,710mm×1,855mm×1,390mmというボディサイズは、A5クーペ/カブリオレと比較すると85mm長く、幅は同じで、15mm背が高い。A4セダンと比較すると、5mmだけ長く(S-line比では5mm短い)、30mm幅広く、50mm背が低い。ホイールベースはA4と同じ2,810mmで、A5より60mm長い、という関係となる。

アウディ A5スポーツバック
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居住性については、クーペのA5を上回るのは当然として、A4セダンに対してどうかが気になるところだが、まず前席はポジションが低めで、後席は2人掛けと割り切っている。頭上空間は、さすがにこのフォルムゆえ広くはないものの、後席もA4と遜色ない足元空間が確保されている。

また、ドアウィンドウをサッシュレスとしたことにも、あくまで「クーペ」という主張が感じられる。前後ともドア開閉時にガラスウインドウが少し下がるようになっている。

大きな開口部を誇るハッチゲートを備えたラゲッジルームは、アバントのようにバンパー真上から開くため、荷物の積み下ろしがしやすい。

アウディらしく側面はホイールハウスによる制約に合わせてスパンと切り落としたようなスクエアなスペースとなっている。また、高品質素材のトリムによる仕上げには、“色気”すら感じることができる。

ラゲッジ容量は後席を立てた状態で480Lを確保。ちなみにA4アバントは490Lなので、形状は異なるが、容量自体は大差がない。さらに、6:4分割可倒式の後席を両方とも前に倒すと980Lに拡大できる。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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