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試乗レポート 2013/11/14 20:21

アウディ RS6アバント 試乗レポート/桂伸一(2/2)

関連: アウディ RS6アバント Text: 桂 伸一 Photo: 茂呂幸正
アウディ RS6アバント 試乗レポート/桂伸一

勇気さえあれば、誰もが多くのスーパーカーに後塵を浴びせられる

アウディ RS6アバント
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パフォーマンスでは、従来のV10が最高出力580ps/66.3kgmで0-100km/h加速を4.6秒で駆け抜けたものが、新型4.0リッターV8は、最高出力560ps/71.4kgmと8速AT効果も手伝い3.9秒まで削った。クワトロ4WD故に、よほど路面状況が悪くない限り、勇気さえあれば誰もがアクセルを強く踏み込むだけで、多くのスーパーカーに後塵を浴びせられる。

V10からV8になったことで、エンジン単体の重量差や、前後の荷重バランスの違いもあるが、それよりも感覚として軽快さを増したハンドリングの向上が、RS6の進化の度合を示している。軽快と言っても標準で275/35ZR20、オプションで285/30ZR21の極太タイヤが路面を捉えているから、接地感の高さは尋常じゃない。駆動力でもブレーキングでもグリップを失う事などそうそうない。

ただし、車輌安定装置のESC(ESP改め)をスポーツモードにすると、トラクションコントロールの介入が抑えられ、71.4kgmのトルクがダイレクトに加わり、(ここが凄いのだが)アンダーステアではなくリアから押し切るパワースライド~パワーオーバーステアを誘発する。そこに不安定な要素が微塵も感じさせないところがクワトロ4WDならでは。

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シリンダーからの“ズバッ”という響きは乗り手のハートに火をつける

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また、圧倒的なエンジンパフォーマンスで駆動しながら、まるで「A4」並みにコンパクトにコーナリングを終える事が可能なのは、舵角を当てたフロントのイン側にブレーキ力を与えるトルクベクタリング機構と、リアは左右の回転差を意図して造るスポーツデファレンシャルが、旋回するイン側を遅くアウト側を増速して駆動することで、旋回性能を大幅に引き上げる効果のため。これらの制御も手伝って曲がるハンドリングが実現している。

日本はともかく、本国ドイツのアウトバーンをオーバー200km/hで疾走中に天候の急変に見舞われると、“クワトロ4WDで良かった”と思う事たびたびである。

このライオンの雄叫びがネコに変わる、つまり負荷が軽い、あるいはクルージング状態では8気筒から4気筒に気筒休止するのだが、振動吸収エンジンマウントの威力か、音も振動でも4気筒状態は確認できない。

インテリアの質感は、言うに及ばず素晴らしい大人の演出。各種スイッチ類は、乗って使えば慣れる。右ハンドルの設定は国産からの乗り換えにも、まったく違和感を覚えない。

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モータージャーナリストの桂伸一さん

V10の5気筒二重奏が聞こえないのは残念だが、ところによりアメリカンな、高回転の高周波のV8サウンドはレーシングエンジンのフィール。シフトアップ時の変速音、というかシリンダーからの“ズバッ”という響きは乗り手のハートに火をつける。

世界最強、最速ワゴンの称号は、またまたRS6アバントのものになりそうだ。

筆者: 桂 伸一

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