アウディ A4アバント 海外試乗レポート(3/3)
- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:アウディ・ジャパン株式会社
新型A4アバント 日本導入が今から待ち遠しい
FFの1.8Tは軽快でセダンよりもさらにシットリした素直なハンドリングを持つ。パワー、トルクはかなりあるが、特に嫌味な癖もなくこれはこれでベースグレードとしてのクオリティはかなり高い。日本ではこのモデルが主力になるだろう。
ちなみに欧州で主流のディーゼルにも乗ったが、最新のディ-ゼルはパワー志向で、走りに特化したモデルがセールスポイントとなっている。3LのTDIはさすがにガソリンエンジンに比べるとアイドリング振動があるが、その圧倒的なトルクはAWDとの組み合わせで相性の良さをみせる。
むしろこのトルクをアウディのようなFFベースで日常的に使うにはAWDはマストと言うことになるだろう。ちなみにFFの170PS/350Nmの2LTDIではトルクステアもあり、アウディらしい乗りやすさとは異質のものだった。やはりクワトロが似合う。
同じミッドサイズワゴンの中でも乗る人にとって、硬質で軽快な走りと高いクオリティを提供してくれることになるだろう。A4アバント、やはり高品質のスポーツワゴンであることは間違いなかった。
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