[3代目TT試乗]アウディの本気に、ホレた! ~アウディ 新型 TTクーペ・TTSクーペ 試乗レポート~(5/5)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:茂呂幸正
ピュアスポーツカーから高級車まで・・・変幻自在なTTSクーペの走りにうっとりする
もしもう少しソフトなアシにしたければ、最上級グレードのTTSをオススメしたい。
TTSにはマグネティックライドが搭載されていて、ドライブモードを選択すれば可変ダンパーの制御プログラムも自動的に切り替えてくれる。走りたいときはダイナミックモードに、癒されたいときはコンフォートモードに。このドライブモードの切り替えも、横一列に並んだトグルスイッチで簡単に切り替えられるのがイイ。面倒だったらオートモードというのもある。スロットル開度や速度なんかを総合的に判断して、自動でセッティングを出してくれるのである。
全体的に速度域が上がれば上がるほどビタ~っと路面に張り付いて挙動が安定していくフィールはスポーツカーそのもの。やっぱり躍進的に「走らせたいクルマ」に生まれ変わった。
そのかわり超低速域はやっぱり苦手なようす。信号からの発進や駐車場での取り回し時なんかのローギア使用時には若干ガクガクしてしまうから、優しいアクセルワークでトランスミッションを労わってあげて欲しい。
アウディ 新型 TTクーペ 2.0TFSI quattro[4WD] 主要諸元
全長x全幅x全高:4180x1830x1380mm/ホイールベース:2505mm/車両重量:1370kg/駆動方式:クワトロ(フルタイム4WD)/乗車定員:4名/エンジン種類:インタークーラー付ターボチャージャー 直列4気筒 DOHC ガソリン直噴エンジン/総排気量:1984cc/最高出力:230ps(169kW)/4500-6200rpm/最大トルク:37.7kg-m(370N・m)/1600-4300rpm/トランスミッション:6速 Sトロニックトランスミッション(デュアルクラッチ式AT)/燃料消費率:14.7km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:245/40R18(※試乗撮影車両にはオプションの245/35R19タイヤ+5アームスターデザインコントラストグレーパートリーポリッシュト鍛造アルミホイールを装着)/メーカー希望小売価格:6,050,000円[消費税込み]
※試乗・撮影車両にはオプション「オプションカラー:タンゴレッドM」(85,000円)「アシスタンスパッケージアドバンスト」(350,000円)「レザーパッケージ」(600,000円)、スペシャルオプション(受注生産)「245/35R19タイヤ+5アームスターデザインコントラストグレーパートリーポリッシュト鍛造アルミホイール」(110,000円)を装着。
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