アウディ 新型S1・S1スポーツバック 試乗レポート/今井優杏(1/3)

アウディ 新型S1・S1スポーツバック 試乗レポート/今井優杏
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壁ドン級のトキメモ!「コンパクト」で「MT」で「四輪駆動」!

アウディ S1/S1スポーツバック

「待ってました!」だ。

よくぞ出してくれましたと、北品川すなわちアウディ ジャパン本社の方向にしめやかに頭を下げたい心持ちでいっぱいである。

このたび、アウディから最も小さい“S”モデルがリリースされた。それが3ドアの『S1』と5ドアの『S1スポーツバック』だ。その名を聞いてお分かりの通り、このS1はアウディのエントリーモデルであるA1シリーズのスポーツかつ上級モデルなのだけど、実はものすごく激しい萌えポイントを備えているのだ。

アウディ S1スポーツバック

それが『6速MT、しかもクアトロのみ!』という、もうできればそれ、太字フォントにしてもらいたいくらいなんですけど!な、まさかの展開。

小さくて軽いS1にわざわざ重いツインクラッチのSトロニックを搭載することをやめ、軽量な6MT専用モデルと割り切ったんだそうだ。「コンパクト」で「MT」で「四輪駆動」なんて、正直コレ、クルママニアにとっては巷の女子を骨抜きにしているキラーコンテンツ「壁ドン」とタメ張るレベルの胸キュンスペックだと思うんですけど、どうでしょう?

アウディ S1スポーツバック

アウディ ジャパンにとってもマニュアルトランスミッションを搭載するモデルを導入したのは実に久々なことなのだが、その記念すべき久々のMTをA1シリーズ、すなわちエントリーモデルに持ってきたっていうセンスが、なんともニクイ。

決してお買い得ではないんだけど、価格的にもちょ~っと頑張れば手が届きそうでもあるし(いくら待望のMT導入!っとなってもそれが「RS8」に入りますって言われても、ねぇ)、それに実際、あまりにハイスペックなエンジンにMTくっつけちゃっても、日本では扱いに困るだけだったりもする。MTの特性を日本の道路で楽しむにはちょうどいいかも!な気にさせるっていう、この辺とてもうまいところを突いていると思った。

アウディ S1スポーツバックアウディ S1スポーツバック

モータースポーツファンにとって、近年のアウディがグローバル戦略としてレース活動と市販車販売のプロモーションをうまく融合させ、ブランド全体のイメージをより“走り”方向へと傾倒させているのは周知の事実だが、このS1の登場でさらに確固たるものになったと思う。つまり、これですべてのラインナップにSモデルが、そしてクアトロが網羅されたことになったというわけ。

さらに言うならS1というのはかつて、1980年代にWRCを席巻したS1の名を踏襲しているんでもあるそうな。

その戦略にまんまと引っかかって、もう乗る前からデレデレしちゃったのは、モータースポーツ、そしてMT好きとして至極当然の反応…。平常心を取り戻すのに数分かかった。ハアハア。

アウディ S1スポーツバック

搭載されるエンジンは2.0リッターTFSI 直噴直4ターボ。先述の通り6速MTで、駆動方式がSモデルといえばのクアトロ、つまりフルタイム四駆が用意される。

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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