[海外試乗]都会派SUVの代表格アウディ Q5、新型はオフロード性能までも手に入れた(1/4)
- 筆者: 五味 康隆
- カメラマン:Audi AG
フルモデルチェンジしたAudi Q5が大きく進化したポイントとは
2016年9月に開催されたパリモーターショーで世界デビューを果たしたアウディの新型<Q5>。日本導入に先駆け、メキシコでいち早く試乗を遂げてきたのはモータージャーナリストの五味康隆さん。世界的ブームですっかり激戦区となったミドルサイズSUVクラスの中で、フルモデルチェンジした第二世代のQ5はどこがどう進化したのか。その価値について大いに語ってくれます。
予想を大幅に上回る進化ぶり
成長市場でもあり激戦区でもあるカテゴリーに対するメーカーの力の入れ具合は、ひときわ高いということだろう。ミドルサイズのSUVの購入を検討している方は、少々先の話になるが来年中頃まで待つのが得策かもしれない。
2016年9月のパリモーターショーでベールを脱いだ、アウディのミドルクラスSUV “Q5”に一足早くメキシコで触れてきたのだが、その進化は予想を上回る大幅なものだった。
ポイントは、電子制御のダンパーコントロールと相まったエアサスペンションの新採用と、アウディの核でもあるフルタイム4WD“quattro”(クワトロ)ドライブシステムが、新世代の“ultra(ウルトラ)”テクノロジーを注いだ新バージョンになったこと。
その効果は、新型Q5のイメージを大きく変えた。
フルタイム4WD ”quattro”とエアサスの組み合わせ
従来モデルは都会が似合うクールで知的なアーバンスタイルSUV。今回の新型Q5も、デザインではその流れを継承しているし、新採用のquattroドライブシステムとエアサスペンションもその方向性を許容するもの。
だが大幅に向上したのは、タフさや走破力など走行面での機能性。結果、今までよりも高級でもあり高性能な、器用で実用的なSUVになったと直感した。
ちなみに試乗会場がメキシコとなった理由を、Q5用の新工場をメキシコに造ったからだと勝手に予想していたが、それだけでは無かった。その狙いこそラフロードの走行体験にある。
イメージとしては、歩くのも困難なラフロードではなく、時速10キロで走らないと下回りを打つような場所が要所にあるが、基本は時速40~70キロで走れるような未舗装の山間部の荒れた道。そこを安心と安定を確保して走れる能力を磨いたので、我々メディアに体験してもらいたかったのだろう。
都会派SUVの代表格が今度はオフロードの性能までも手に入れた
プレミアムブランドの中でもアウディは、路面環境や天候などに左右されず目的地まで絶えず安心かつ安定して速く到着できる、そんな裏切らない移動を実現する能力が高いキャラクターだと個人的に捉えている。新型Q5では、そのカバー範囲が未舗装の道にまで広がった印象。
>>アウディ 新型Q5[2017年中旬日本導入予定] フォトギャラリー[画像140枚!]
もちろん環境性能や燃費性能も抜かりはない。まさに頼もしいSUVに進化した新型Q5の詳細をお伝えしていこう。
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