アウディ R8 GT 発表会速報
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アウディ最速の市販限定モデル R8 GT 日本上陸!!
アスリートたちが己の力を互いに競い合うスポーツ。スポンサーとして各スポーツ界に力を入れてきたアウディは、もちろんモータースポーツの世界も同様に力を注いでいる。
そのアウディが、アウディ市販モデル最速の限定車「アウディR8 GT」をスーパー耐久の決勝が行われる富士スピードウェイの会場で発表した。
このR8 GTは、世界で333台の限定生産で、うち日本国内にあてがわれた台数はたったの5台。実に希少な限定ハイパフォーマンススポーツカーだ。
さてR8 GTは、ベースとなるR8 5.2 FSI クワトロより110kgもの軽量化を果たしたのが最大の特徴。フロントウインドウやボンネットのみならず、バルクヘッド、バンパー、バケットシートに至るまで、徹底的に重量を削減し、ボディパーツにはカーボンを多様することで、この軽量化を実現した。
もともと、高性能スポーツカーとして登場しているR8は、すでに軽量化はしっかりとされていたにもかかわらず、さらにこれだけの重量を軽量化してくるあたり、メーカーの力の入れ具合が伝わってくる。
パワートレインでは、改良が加えられたV型10気筒5.2リッターFSIエンジンを搭載し、最高出力は35馬力アップの560馬力。最大トルクも10Nm強化され、0-100m加速では、アウディ市販モデル最速の3.6秒を叩き出すとしている。
トランスミッションは「スポーツ」と「ノーマル」が選べるパドルシフト付の6速Rトロニックを採用。
また、停止状態からの発進時にホイールスピンを回避し、素早いスタートを可能にするローンチコントロールプログラムも搭載されているのが特徴。
ブレーキシステムには、ベンチレーション機能を備えたカーボンファイバーセラミックディスクをオプションで設定。これはスチール製のディスクと比べ9kgもの軽量化を実現するもの。
フロントの6ピストンアルミニウム製ブレーキキャリパーは、レッドのアルマイト加工を施したR8GT専用パーツとなる。
そのほかにも、横滑りを防止するESPにもR8GT専用チューン施されている。
最速マシンでありながら、インテリアの素材にアルカンターラを多様したり、快適アイテムとなるオートエアコン、パワーウインドウ、MMIオペレーティングロジック採用カーナビ、さらには、パワフルなサウンドシステムなども標準装備と、普段使いでもまったく問題のないハイスペックマシンがこのR8GTだ!
価格は2,742万円(税込)。普通の人にはとても手が届かない価格のクルマだが、すでに5台の枠は予約で埋まってしまっているというから驚きだ。ちなみにデリバリー開始時期は8月以降を予定している。
アウディのブランドアイコンであるR8に新たなフラッグシップモデルの誕生だ。
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