アウディ RS5 新車発表会速報
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
「自らの作品の中で最も美しいクーペ」by ワルター・デ・シルバ
アウディジャパンは13日、A5シリーズの完結版でもあるRS5を国内初お披露目すると共に、S5カブリオレも追加すると発表した。
東京原宿のアウディフォーラム東京で行われた当発表イベントでは、着任早々の大多喜寛新社長による冒頭の挨拶からスタート。世界最高峰のモンスターマシンとして君臨するアウディのRSシリーズの中で、国内3モデル目として登場した今回のRS5。
新開発のV8 4.2リッターFSIエンジン(最高出力450ps/ 最大トルク430Nm)を搭載し、アウディ自慢の7速Sトロニックと組み合わされるのだが、実はこの組み合わせはアウディ初となるもの。0-100㎞/h加速はわずか4.6秒という途方もないポテンシャルをもつこのエンジンは、熟練マイスターによって1機づつ手作業で組み立てられているというまさに高貴なる一品。
駆動に関しても、新たに軽量コンパクトな「クラウンギア式センターディファレンシャル」を採用した新世代クワトロを用いており、路面に応じたトルク配分を行うのが自慢だ。
価格は12,040,000円。日本経済も徐々に回復の兆しを見せるが、やはりこの値段、そう簡単に手が出る金額ではないのは確か。エコカー主流のこのご時勢に、なぜ今V8 4.2リッターなのかという疑問も記者から投げられたが、
「アウディが追求し続けるのはプレミアム市場。AからB地点にいかに速く、そして快適に移動できるクルマを作るのかが我々アウディというメーカーである」と、あくまで原点追求の考えを崩さない姿勢を見せた大多喜社長。
さらにエコカー補助金終了の話題にも触れ、10月以降は対前年比で10%ほどの落ち込みは覚悟しているとしたうえで、今後の日本におけるアウディブランドの展開は、東京、大阪、名古屋といった大都市圏を中心に、さらなるブランド強化を図り、現在102店舗ある販売ディーラーを、近いうちに120店舗へと拡大させたいとし、少しでも多くの人々の目に留まるよう、ブランド展開を行っていくと述べた。
個人的にはRS5スポーツバックの国内導入も期待したいところだが、こちらはお楽しみということで・・・。
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