アウディ 新型 A6 試乗レポート/松田秀士(1/3)

  • 筆者: 松田 秀士
  • カメラマン:オートックワン編集部
アウディ 新型 A6 試乗レポート/松田秀士
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一回り大きくなった新型A6登場

Audi A6 3.0 TFSI quattro

「先進技術を通じてイノベーションリーダーとなる」・・・

最近、自動車メーカーのプレゼンテーションの場でよく聞く言葉がこの革新(イノベーション)である。イノベーションに関しては各自動車メーカーそれぞれのアプローチがあるのだが、アウディのそれはアルミニウムを多用したボディ作りにある。つまり、軽量化だ。

軽量化はエコ性能にも大きく関与し、走りそのものにも重要なテーマ。その出来栄えが気になるところだ。

Audi A6 2.8 FSI quattro

さて、アウディでは5月にA7スポーツバックが出たばかりで、矢継ぎ早にA6のフルモデルチェンジとなったのだが、A7のデザイン性は素晴らしく、逆にA6が陰に隠れてしまうのでは?と心配してしまったくらいだったが、実物を目の前にするとその心配もなかったようだ。

鷲が獲物を狙う時のようなモーションが織り込まれたというフロントフェース。サイドビューはなだらかなルーフラインに対して直線的なショルダーラインの融合が硬派な印象だ。これはフェンシングの選手が剣を突いている時のようなイメージだという。

リアビューはスポイラー一体型のトランク、左右に突き出したデュアルマフラーや、ディフューザーがワイド&ローを演出。日本仕様はテールレンズに全てLEDランプが標準採用されている。個人的に、現在のアウディらしさがふんだんに取り入れられたデザインと感じている。

一方、インテリアはA8にも採用されている囲まれ感のある落ち着いたもの。センターのエアコン送風口周りには日本刀の切っ先をイメージしたデザインが採用されている。

では、肝心のディメンジョンだ。全長は5mmだけ伸びて4930mm。ただし車幅は20mmワイドな1875mm。全高は25mm背高の1465mm。全長はそれほどではないけれども一回り大きくなっている。

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松田 秀士
筆者松田 秀士

1954年高知県生まれ。僧侶の資格を持ち、サラリーマン、芸能人の付き人を経て、28歳でレースデビュー。92年には、デイトナ24時間&ル・マン24時間レースに出場。94年、インディ500マイルレースに日本人2人目のドライバーとして初参戦。2年目の95年には完走を果たし、翌年、当時日本人最高位完走という成績を残した。同じ頃から東京中日スポーツ新聞等で自動車評論活動を開始。現在も執筆活動の傍ら、レーシングドライバーとしても活躍中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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