じんわりと旨みが広がるアウディ/Audi 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro 試乗レポート(3/4)

じんわりと旨みが広がるアウディ/Audi 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro 試乗レポート
アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏 アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏 アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏 アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏 アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏 アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏 アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏 アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏 アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏 アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏 アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏 画像ギャラリーはこちら

2.8リッターV6に変わるダウンサイジングターボエンジンを搭載

アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏

今回はそんな多彩なラインナップの中でも、2.0TFSI quattroのA6アバントに試乗してきた。

四輪駆動モデルとしてのエントリーグレードになるコレは、マイナーチェンジ前まで2.8リッターV6エンジンだったものだから、2.0リッター直4エンジンにダウンサイジングされたところで、パワーダウンは許されない。

もちろんその辺心配ご無用で、出力は48ps向上されているため走りに不満はないだろう。

その軽快さ、好感度かなり高し

アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏新型 Audi A6 2.0 TFSI quattro S-line パッケージ[4WD(2015年7月追加モデル)]

しかし、きっちりダウンサイジングらしい良さがアクセルのほんの踏み始めから実感できるのが今回の何よりものウリである。

軽いのだ。

ふわっと、まるで羽根を息で吹いたように軽やかに加速するのは、エンジンがダウンサイズされたことに加えてボディへのアルミパーツの多用など、徹底した軽量化が図られた恩恵だ。

よって、普通に使える領域……たとえば駐車場の取り回しとか、信号からの加速とか、そういうところに軽快さ、扱いやすさを感じる日常コンシャスなクルマに仕上がっている。スイスイ~っと心地よく身体に馴染む、持ち余りのしない加速は好感度がかなり高い。

高速域での骨太さもアウディらしさが濃厚

アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏

とはいえ、高速走行域に入ってもスカスカしない、キモの据わった骨太な走りもやはりアウディ、というよりはドイツという国に住む、航続距離の長い国民が熱望するもの。そこをおろそかにしてはモデル47年の歴史が廃る。

最大トルクは370Nm、そのトルクは先述の日常域、1600rpmというアイドリングに毛が生えた程度の低いところから、4500rpmまでを網羅するまわりっぷり。そりゃあらゆる領域をカバーしてくれてしまうわけだ。

従来のFFモデルにも2.0TFSIが搭載されていたが、その従来型に比べると72ps、50Nmの向上を図られているから、エンジン自体の素性はこれまでの2.0リッターモデルを想像しない方がいい。

嵐の中でも微塵も揺るがない・・・quattroの安定感

アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏

さらに、このエンジンに加えてガッツリ路面を捉える信頼感を与えているのは、やっぱりquattro(クワトロ)、四駆なんである。

冒頭にも述べた通り、取材日は台風によるひどい嵐が車外を襲っていた。そうなると路面のマンホールとか水たまりとか、μ(ミュー)の低いつるつる低摩擦係数エリアでの挙動が怖いものだが、その安定感たるや微塵も揺るぎないって感じ。

雨でさえこうなんだから、これからの季節を考えるとこのクアトロがやっぱり、本命モデルになってきそうだ。

アウディ 新型 A6アバント 2.0 TFSI quattro S lineパッケージ[2015年7月追加モデル] 試乗レポート/今井優杏

さらに言うなら、それに呼応する電動ステアリングのシュバっ!と決まりまくるステアフィールの正確さも、相当に気持ちのいいものだった。

特にコーナリング後半のブレなさは、もうなんというか参りましたという感じ。スポーツカーじゃないのにこのライントレース性は、本当に惚れる。

[パーフェクトに近い新型A6アバント、唯一惜しいのが・・・次ページへ続く]

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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