アウディ A4アバント 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:原田淳
5代目A4アバント 日本上陸
アバントというのはアウディが造るステーションワゴンのことだが、歴史を遡ってみると、1960年代のアウディにはヴァリアントという名のワゴンモデルがあったのだ。そう、VWのステーションワゴンの総称と同じネーミングだ。
その後アバントという名で誕生したのは1970年代の100シリーズから。それも5ドア車だった。後にこの5ドアモデルが進化し、ワゴンになったという流れである。
そもそもアウディの考え方は“アバントは単にステーションワゴンではなく、ワゴン以上の価値のあるクルマ”というものだ。
08年7月末に発表されたA4 アバントは、A4 アバントとしては96年のモデルからなので、4代目だが、A4の前身である80シリーズを含めると5代目アバントになる。
この最新A4 アバントは、同年3月にデビューした新型A4セダンをベースにしたモデル。ハイパワーと低燃費、低排出ガスを実現したTFSIエンジンの1.8Lターボと、V6エンジンの3.2Lガソリン直噴が用意される。そしてお馴染み4WDのクワトロシステムは3.2Lとの組み合わせとなる。
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