アウディ 新型「A4」フランクフルトショーデビュー間もない話題車速攻試乗レポート(4/5)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:アウディジャパン
4WDらしいダイナミックな走りを堪能出来る252馬力版2.0TFSI quattro(クワトロ)
一方で、クワトロシステムを搭載する2リッター直噴ターボ・ガソリン・エンジンのハイスペックバージョン(252馬力)x7速Sトロニックにも試乗したが、こちらはアウディドライブセレクトで選択した走行モードに応じてハンドルを操舵する際の手応えや反応が100%可変制御されるダイナミックステアリングが設定されていた。
試乗車は19インチタイヤが装着していたが、高速走行中はわずかにハンドルを修正しながら走る動作が求められる傾向があり、そのセッティングには改良の余地を感じた。ドライブする上ではハンドルの操舵力、足回りの特性などを個別にセッティングできるアウディドライブセレクトの「Individual」モードを駆使して好みの設定で走らせたほうが良さそうだ。
ハイパフォーマンスモデルだが、コンフォート性能も優れる
252馬力を発揮する2リッターの直噴ターボエンジンはアクセルペダルを踏み込めば4輪駆動のクワトロシステムを通してダイナミックなパワーを着実に路面に伝えていく。
力をスピードに乗せてフラットな姿勢を保ちながら突き進んでいく走りは190馬力の2リッター TFSIと比べてハイパフォーマンスモデルとしてのインパクトは大きい。
とはいえ、足回りは先ほどのコンフォートタイプのサスペンションに可変ダンパーを装着した仕様だったこともあって、乗り心地は一クラス上のサルーンを想像させる居心地の良さが得られていた。
[気になるディーゼルモデルのインプレッションは・・・次ページへ続く]
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